嘉田氏と三日月氏の一本化調整、本格化へ
◇全県
任期満了に伴う県知事選日程は、六月二十六日告示、七月十三日投開票に決まった。自民党県連は、元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)を擁立し、活発にあいさつ回りを展開している。一方、嘉田由紀子知事(63)はいまだ出処進退を明らかにしていない。四月からの茶話会などで判断したいとしている。片や民主党県連では、代表の三日月大造衆院議員(42)が出馬の意向を示しているため、嘉田氏との一本化調整を水面下で続けていると見られる。そこで嘉田、三日月両氏を中心に知事選動向を追ってみた。 【石川政実、高山周治】
定期大会民主各総支部「党の分裂避けて一丸で」
●動き激しい嘉田氏
嘉田知事は先月二十四日の二月定例県議会最終日で三選出馬か、断念か-出処進退を明らかにすると見られていたが、「熟慮中」とし、閉会後も「茶話会などで(四月から)一~二か月、虚心坦懐に県民の意見を聞いて判断したい」と述べるにとどまった。
この六日から、“かだ由紀子と歩む会”主催による茶話会が、平成十八年の知事選で出馬表明した近江舞子と、高島市針江の二か所でスタートする。また同氏を支援する地域政党「対話の会」の総会が十二日、大津市で開催される。小鑓氏の先輩である元経済産業省官僚で脱原発派の古賀茂明氏が基調講演するのも注目されるところだ。さらに嘉田氏が塾長を務める未来政治塾も十九日、大津市で開講する。
嘉田陣営は、先月二十二、二十三日に行った世論調査で、嘉田氏、小鑓氏、三日月氏、共産候補者の四人が出馬の場合でも「嘉田氏の支持が一番高かった」と自信を深める。
●桜見ながら議論へ
片や民主党県連は、1~4区の総支部定期大会を相次いで開催している。先月二十二日は長浜市で2区総支部大会、二十九日は大津市で1区同、三十日は近江八幡市で4区同を開催。この五日には、三日月氏の選挙区である草津市で3区同を開き、知事候補の集約を図りたいところだ。
4区総支部定期大会後、記者団に対し三日月氏は「各支部定期大会などを通じて、知事選について、いろいろな意見をいただいている。一番多いのは『党がばらばらにならず、一丸となってほしい』と『自民県政にもどすな』だ。三、四月はあらゆる決断の転機なので、桜を見ながら、よく議論して決めたい」と含みをもたせた。
嘉田陣営の塚本茂樹・湖南市議は「非自民の層から支持を得ている嘉田、三日月両氏が共に知事選に出馬すれば、票を食い合い、小鑓氏を喜ばすだけ。これを回避するため現在、一本化調整を続けているが、今月中には(どちらかの一本化で)一定の方向が出る」と話した。
●共産は11日に確定か
他方、共産党県委員会は、「明るい滋賀県政をつくる会」と連携して、独自候補の選定を進める。順調にいけば十一日の全体会で候補を確定し、中旬ごろに正式表明の会見を開きたいとしている。







