地元・日野がエール 6日予選に「応援会」
◇日野
ロシアで開かれるソチ冬季五輪の開幕まで、あと三日に迫ってきた。フリースタイルスキー女子モーグル競技で日本代表に選ばれた伊藤みき選手(26)=北野建設=の地元・日野町では、伊藤選手の等身大ポスターや横断幕を町庁舎に掲げるなど五輪ムードが高まり、六日の予選と八日の決勝には、テレビ中継で観戦する地元応援会も企画。夢の舞台で舞う伊藤選手に「GO、GOみき!」の健闘エールを送る。 (飯田香織)
トリノ、バンクーバーに続いて三大会連続出場となる伊藤選手は、世界女王に輝いた上村愛子選手(34)=北野建設=に次ぐ日本女子モーグル界期待のエース。昨シーズンは、世界選手権で銀メダル、ワールドカップで初優勝を果たすなど着実に成果を上げてきた。しかし昨年十二月、遠征先のフィンランドで練習中に右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、出場が危ぶまれたが、これまでの実績とリハビリの効果が認められて代表選手に選ばれ、「戦える場所を与えてもらえて光栄です。勝ちにいくという、昨春立てた目標を変えずに取り組んでいきたい」と闘志を燃やしている。
朗報が届いた先月二十日、町役場では、五輪出場を知らせる横断幕を町庁舎に掲げたほか、等身大のポスター設置やマグネットシートを公用車に貼るなどムードを盛り上げており、夢に向かって挑戦し続ける伊藤選手を応援している。
また、住民有志でつくる伊藤みき選手応援実行委員会と町体育協会も「不屈の精神が出場につながった。ぜひメダルを獲得してほしい」と期待を込めており、伊藤選手の応援事業に三百五十を超える企業や団体、個人も協賛。オリンピック予選が行われる六日と、決勝の八日、ともに午後九時(競技は同十一時)から日野公民館で「地元応援会」を開催し、伊藤選手がベストを尽くせるよう町内あげての声援を送る。
活躍を願って応援金
有志が母親に贈呈
七日開幕のソチ五輪に出場するフリースタイルスキー女子モーグルの伊藤みき選手を応援する地元日野町の「伊藤みき選手を応援する会」(外山章会長)は先月二十三日夜、町林業センターで、五輪の活躍を祈念して販売した伊藤選手の「似顔絵入りエコバック」の売上金の一部を同選手の母・敦子さん(56)に手渡した。
昨年六月から販売を開始し、一枚千二百円のうち三百円を応援金に充てた。また、四年前のバンクーバー冬季オリンピック時から販売していた応援あんどんの売上金と合わせて、今回二十六万二千五百円を贈ったもの。
贈呈式で、町商工会青年部の植田真之介副部長(33)が「みきさんのような選手が生まれたのはわが町の誇りです。楽しんで競技してほしい」と激励した。
これを受けて敦子さんは「町民のみなさんが取り組んでくれた思いのおかげで代表に選ばれたと思っています」と感謝を述べるとともに、靱帯にケガを負いながらも復活を目指してきたみき選手に「『お母さん、私を信じて』と言われ、目標のソチ五輪一直線だと思った。本番ではひざの痛みも吹き飛ばして完走してほしい」と熱い思いを語った。









