栗東市「馬のまち」PR 作業所ゼッケン・てい鉄を再利用
◇栗東
今年は午(うま)年。そこで本紙は「午」にちなんで、馬をテーマにした栗東市のまちづくり、JRA栗東トレーニングセンター(栗東市)で使われなくなった調教用ゼッケンとてい鉄を再利用した、作業所のオリジナルバッグやお守りを紹介する。
栗東トレセンが立地する栗東市は、「馬のまち・栗東」をPRするため、平成二十三年度から馬事業企画室を設置している。
馬に親しむ行事やトレセンを紹介する企画展を開いたり、ふるさと納税で一万円以上納付のあった人に競走馬の調教用ゼッケンをお礼として贈っている。同市企画室は「馬のまち栗東がまだ十分に浸透していないので、今後も認知度を広げる仕掛けを考えたい」と、さらなる一手を思案中だ。
馬好きに人気があるのが、障害福祉作業所「びわこみみの里」(守山市)のオリジナルバッグ。縫製(ほうせい)技術を生かして、平成二十一年度から栗東トレセンの使用済み調教用ゼッケンをオリジナルバッグに仕立てて、ネット販売している。
ゼッケンの形を生かしたシンプルなデザインが特徴で、トートバッグなど十一種類(四千~一万六千八百円)を年間二千個製作する。
中村正所長(70)は「ゼッケンは、馬の年齢を表す色、厩舎番号と個体番号を表す数字の組み合わせでそれぞれ異なるので、世界に一つしかないもの。また、馬の臭いや毛がついている場合もあり、験担ぎになると喜ぶ人もいます」と話す。
ドライバーを中心に支持を得ているのが、社会福祉法人パレット・ミル(栗東市)が製作・販売する「てい鉄」のお守りだ。
平成八年ごろに栗東トレセン関係者から使用済みのてい鉄を譲られ、活用を思案していた中山みち代所長(65)が、ヨーロッパでてい鉄が魔除けとして重宝されていることにヒントを得た。
出荷個数は毎月二百~三百個。名神・新名神高速のSA・PA(菩提寺、黒丸、多賀、土山)、こんぜの里とあいの土山の各道の駅で八百四十円(税込)で販売している。
中山所長は「馬は耳がよく、人を踏まないと伝えられているので、交通安全のお守りとして自動車に置く人が多いのでは」と推測している。










