高層マンション、こども園開所 駅ビルの市運営撤退、スーパー閉店
◇大津
県都の玄関口、JR大津駅周辺(春日町)の入れ替わりが激しい。
同駅北口の西側では十二月一日、商業施設複合の高層マンション「COCOLAS(ココラス)大津」が竣工した。大津駅西地区再開発事業の一環で建設されたもので、二十九階建て、延べ床面積二万一千八百平方メートル。
一、二階にコンビニ、飲食店、医院など六店舗、三階から上階はマンション(百八十一戸)になっており、定住人口の増加などの活性化に期待がかかっている。
相乗効果で期待されるのが、来年四月一日、大津駅西隣りに開所する幼保一体の認定こども園。JR西日本が県と結んだ子ども支援などの協定に基づくもので、同社が土地を社会福祉法人「大津子どもの家福祉会」に貸し出し、同会が建物を建設し、運営する。
建物は鉄骨三階、延べ床面積七百平方メートル。定員は、幼児教育三十人、保育七十人の計百人で、保護者の就労の有無に関わらず入園できる。
この一方で、同市は来年三月末までに、JR大津駅ビルの運営から撤退する方針で、入居店舗に退去を求めている。今後の整備方針についてはまだ白紙状態で、同市とJR西日本、商工会議所、地元の活性化協議会などの関係者との協議を年内にもスタートさせる。
駅ビルの運営を巡っては、市が一階と二階のテナントフロア約一千七百平方メートルをJR西日本から借用し、土産店や飲食店、バス案内所に貸し出している。
運営は赤字続きで、市からJR西日本への支払いは年間四千八百万円(フロア賃料、管理料など)に上がるのに対して、テナント収入は年間九百七十万円にとどまる。
追い打ちをかけるように、老朽化した駅ビルの設備更新が迫っており、これ以上、市による運営は困難と判断した。
また、駅東隣りのアルプラザ平和堂は、来年三月末までに閉店する方針が打ち出されている。同社広報部は「周辺のお客様にご迷惑がかからないように、代替店舗(食料品)を準備してから具体的な閉店日程を公表したい。代替店舗は現在の建物で対応するのか、別の場所かは検討中」としている。










