島田司巳氏と「あさみどりの会」
◇湖南
公益財団法人糸賀一雄記念財団(湖南市)はこのほど、「糸賀一雄記念賞」と「同しが未来賞」の受賞者を決定した。
生涯を通じて障害者福祉に力を注いだ故糸賀一雄氏の心を受け継ぐ活動が高く評価される人や団体に贈られる「糸賀一雄記念賞」には県立むれやま荘総合施設長の島田司巳氏(79)と社会福祉法人あさみどりの会(島崎春樹理事長、愛知県)、今後の活動が期待される県内の人や団体に贈られる「しが未来賞」にはキッズロコプロジェクト(草津市、共同代表=高塩純一・びわこ学園医療福祉センター草津課長、安田寿彦氏・県立大学工学部教授)とFC滋賀(甲賀市、代表=中村日出海氏)がそれぞれ受賞した。授賞式は来年三月三十日、栗東市の栗東芸術文化会館さきらで開かれる糸賀一雄生誕百年記念式典の席上で行われる。
なお授賞者、団体のプロフィールは、次の通り。
島田司巳氏=滋賀医科大学赴任後間もなく、第一びわこ学園(当時)で医療の一端を支援する中、重複障害児や重症心身障害児のことは小児科臨床研修の中で経験しなければならない必修分野であることを痛感。小児科に第一期卒業生を迎えるのを機に、初期臨床研修期間内の三~四か月間を、県内の重症心身障害児三施設のいずれかにおいて研修することを制度化した。これは県下の重症心身障害児施設の医師不足の緩和、施設の医療・療育の向上に繋がっている。
社会福祉法人あさみどりの会(愛知県)=子どもの教育問題に取り組んでいた数人の有志が活動を始めた頃、障害児(者)のことが全く社会に知られていないことに気づき、寄付金を元に記録映画の作製と上映、講演会やシンポジウムの開催、出版活動などを展開した。重い障害児(者)を抱え、公的支援を受けられない人たちのために、ボランティアを養成し、在宅障害児(者)の家庭を訪問して支援する「家庭療育援助活動」や「障害幼児の集団療育」も実施した。
キッズロコプロジェクト=平成十九年にびわこ学園医療福祉センター草津職員と県立大学工学部システム工学科職員などで構成された団体で、身体に不自由を持つ子どもたちに適した移動機器(電動車いす)の開発チームである。この開発によって、多くの子どもと家族の笑顔を引き出した。
FC滋賀=知的障がいのある人たち(当事者)により、自主的な運営が行われているサッカーのクラブ。クラブ員の多くは、自分たちが働いて得た給料で道具を購入し、練習に参加することによって、クラブを通じた仲間づくりを行っている。












