曳山と観衆一体の盛り上がり表現
◇大津
大津祭写真コンクール(びわ湖大津観光協会主催)の入賞者が決まった。十月十二日の大津祭宵宮、十三日の本祭と同時に行われたもので、全国から百八十人、五百五十五点の応募があった。審査の結果、推薦一点と特選三点、準特選三点、入選三十点、佳作十五点の計五十二点が選ばれた。
推薦に選ばれたのは、山田章さん(大津市)の「粽(ちまき)をどうぞ」。白い衣装が浮き立つ曳山の人物から、手を伸ばしてちまきを待つ観衆に向けて視線が流れ、「曳山」と「観衆」どちらか一方ではなく両方が盛り上がりをみせる素晴らしい仕上がりとなっている。
このほか、特選に選ばれたのは三点。今村真治さん(大津市)の「祭りの後継者達」は、次の時代を背負って行く子供を中心に三枚で視点が整っている。左右に曳山をおき、中央に大きく空へはばたくような画面がうまく構成されている。
杉立好正さん(草津市)の「曳山巡行」は、今まであまり無い角度からの撮影。家並みは近代化されて変わってきたが、その中でお祭りが、脈々と続いている。「今」の祭りを実によく表現している。
澤清平さん(大津市)の「鉾辻回し」は、新しいポジションからの撮影。非常に高いところから撮っているため、人の動きや祭りの形が一つのオブジェのような面白い見方ができる。曳山が一基なのが少し寂しい。










