御代参街道・改良期成同盟会が総会
◇甲賀
主要地方道土山蒲生近江八幡線(御代参街道)の道路改良を目指す同線改良期成同盟会はこのほど、甲賀市の土山町開発センターで「平成二十五年度総会」を開き、早期着工に向けての決議を採択した。
御代参街道(ごだいさんかいどう)は、東海道土山宿(甲賀市)から中山道小幡(東近江市)までの約三十六キロを結ぶ江戸時代に整備された脇街道で、正式名称は「東海道脇街道」「北国越安土道」。
このうち改良を求めるのは、日野町鎌掛地先の町道日野南部線から甲賀市土山町頓宮地先の国道1号前野交差点までを結ぶ約五・七キロ。
鎌掛・頓宮両地区とも長年にわたって早期改良を熱望しており、平成八年に地元区長、森林組合代表、市町行政担当者、まちづくり団体代表、市町議らで構成する同盟会を発足。ねばり強い要望活動によって、平成二十年にようやく県の「道路整備アクションプログラム2008」に組み込まれたものの、そのルートについては具体的な検討がなされず、改めて、道路事業関係者を含めた道路ルート検討会を独自に設置。現地踏査や道路利用アンケート、意見交換等を進め、平成二十五年度からの道路計画(同プログラム2013)に継続して組み込まれるよう、答申や要望活動を展開してきた。
しかし、出てきたプログラム2013には、実施するか否かを協議する『事業化検討路線』の位置づけとなり、早期着工に向けてのハードルが高くなった。
このため、道路拡幅も視野に入れた整備ルートの見直しを行うことで、大幅な事業費の抑制を図ることが必要だとし、実施設計に必要な調査費の予算化要望を含めて今年度の総会を開催したもの。
岡澤利雄会長(鎌掛運営会長)は開会あいさつで「道路は必要な社会資本であり、住民生活の利便性と地域の発展を形成するうえで極めて重要なもの。このことは、同線が御代参街道と呼ばれた昔も今も変わることはない。近年では、新名神高速道路の甲賀土山インターチェンジが供用され、名神高速道路の蒲生スマートインターチェンジも今年度の開通を目指しているところであり、“平成の御代参街道”として地域の発展、さらには災害時の物資搬路として欠かせない道路であることを理解してもらうため、さらなる活動をしていく所存」と決意を込めた。
また、来賓あいさつに立った中嶋武嗣甲賀市長は「商いや信仰など歴史深い道。たった五キロ強の道の改良がなぜ出来ないのか。道路整備は必要な社会的インフラ事業である。同線の重要性と住民たちの熱意をしっかり知ってもらわないといけない」と、県に対して辛口のコメント。藤澤直広日野町長も「地元の思いを、町から、市から県にしっかりと届け、早期実現に向けて効率的な設計をしていきたい」と話した。
総会では、二十四年度事業報告および決算報告、会計監査報告が行われたほか、整備ルートの検討に必要な調査費と実施設計に必要な概略設計等の予算化に向けた関係機関への要望活動をはじめとした、二十五年度の事業計画・予算・役員を承認した。







