関西文化圏フォーラムで公演
◇大津
関西地方の文化芸術を再発見する第一回「関西元気文化圏推進フォーラム」(関西広域連合などの主催)がこのほど、大津市伝統芸能会館で開かれ、若手狂言師で活躍中の茂山逸平さんの公演や、有識者を交えたパネルディスカッションを通じて、参加者二百人が伝統文化への認識を深めた。
フォーラムでははじめに茂山さんが、近江を舞台にした狂言「悪坊」を演じた。大酒飲みで乱暴者の悪坊と、脅かされる旅の僧とのコミカルなやりとりが、客席から笑いを誘っていた。
「狂言再発見 おもしろさとむつかしさ」をテーマにしたパネルディスカッションでは、武蔵野大学客員教授の羽田昶(ひさし)氏が狂言について「全体的におおらか。人は誰もが欠点をもっていることを前提にしている」と指摘し、司会を務めた文化庁関西分室長の天野文雄氏は「ユーモアにあふれ、上質な笑い。笑っていて、自分のことだと気づかされる」とも語った。
茂山さんは演者として「人間捨てたもんじゃない、と感じて観てもらえれば」と話していた。







