陶芸の森
◇甲賀
ジャポニズムが成熟した十九世紀末、フランス印象派の陶磁器を紹介する企画展が、県立陶芸の森(甲賀市信楽町勅旨)で開かれている。六月九日まで。
モネやルノワールら印象派の画家たちが、キャンヴァスの上で果敢に新たな絵画へ挑んでいたように、陶芸の世界においても伝統と決別した主題や、新しい技術、ジャポニスムからの発想を生かした近代性を取り入れた革新的な陶磁器が作られた。
第一回印象派展の出品画家で銅版画家のフェリックス・ブラックモンも、日本美術の影響を受けた芸術家のひとり。華やかなリモージュ磁器で知られるアビランド社の美術監督として迎え入れられると、ジャポニスムのモチーフなどを生かした伝統に捉われないテーブルウエアのデザインで、才能を発揮した。
一八七〇年代中頃には陶芸家エルネスト・シャプレが加わり、より洗練された印象派スタイルの絵付けの陶磁器で人々を魅了し、新しい素材や技術への挑戦に結びついた。
入場は一般七百円、高校大学生五百円、中学生以下無料。問い合わせは同館(TEL0748―83―0909)へ







