生徒申告、教員意見生かさず
◇大津
昨年十月、大津市立中学二年生の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦にして自殺した問題で、遺族が市と加害者とされる同級生三人に対して約七千七百万円を求めた損害賠償訴訟の第四回口頭弁論がこのほど、大津地裁で行われた。
この中で遺族側は、昨年の九月以降、亡くなった男子生徒がトイレ内で暴行されるなどいじめを受けていたことについて、学校側は生徒から申告を受けたり、教員内で問題視する意見があったのに、「適切な対応をとらなかった」と過失を主張した。次回の二月五日は、学校がマニュアルに沿って、適切に対応していたか検証する。
一方の市側は、第三者調査委員会の調査や、県警の捜査が続いていることから、主張を保留。加害者とされる同級生側も、捜査中であるとして保留とし、さらに市提供の資料に黒塗り個所が多く認否に支障が生じているとして、全面開示を求めた。
口頭弁論のあと、遺族の父親は「いじめの発見をアンケートだけに頼るのではなく、教師自らの目でそれを見つけ、子どもたちが安全に学べる環境に出来る状況を、一日も早く作り出してほしい」と願うコメントを出した。







