卸売業で大幅悪化に
◇大津
七月―九月期の大津企業景況調査の結果がまとまった。調査結果を示す指数としてDI指数(景気動向指数)を採用している。DI指数は実数値などの上昇率を示すものでなく、強気、弱気などの経営者マインドの相対的な広がりを意味する。
全体の景況は、業況判断DI(前年同期比)が一年半もマイナス三〇前後が続くなど停滞感がでている。省エネ関連製品の受注増加などから製造業が改善したが、卸売業は大幅悪化が続いており、他の業種も悪化が続いている。
先行き見通しは、ほぼすべての業種で改善すると見込んでいる。ただし今回の調査は中国で反日デモが始まる前に実施しており、その影響は含まれていない。中国との関係が様々な分野で深まっており、その影響を注視する必要がある。
業況判断DI(前年同期比)は、前四半期マイナス三〇から今四半期マイナス三四と四ポイント悪化し、停滞が続いている。卸売業は低水準がさらに悪化し小売業も悪化したが、製造業は省エネ関連製品の受注増加などから改善した。建設業、サービス業はほぼ横ばいで推移した。
売上DI(前年同期比)は、前四半期のマイナス二六から今四半期マイナス三三とやや悪化した。卸売業と小売業、建設業が悪化したが、製造業については前年並みで推移している。
採算DI(前年同期比)は、前四半期マイナス三九から今四半期マイナス三四でやや改善した。製造業、小売業およびサービス業が改善したが、卸売業は悪化した。
資金繰りDIは、前四半期のマイナス一七から今四半期マイナス一三とやや改善した。製造業、小売業およびサービス業で改善し、卸売業で悪化した。建設業は横ばいだった。
従業員DIは、前四半期のプラス九が今期マイナス二と、また人員過剰になった。卸売業のみで人員過剰になっているが、他の業種は適正人員となっている。






