本紙が入場券読者プレゼント
◇大津
重要文化財の「石山縁起絵巻」の全七巻を一挙に公開する特別展が十一月二十五日まで、県立近代美術館(大津市)で開催されている。
この絵巻は、紫式部ゆかりの石山寺(大津市)の草創と本尊の霊験譚を描いたもので、全七巻を一挙に公開するのは初めての試み。同展では、絵巻の内容をすべて分かりやすく解説し、楽しみながら石山寺の歴史、文化に触れることができる内容となっている。
例えば、「石山寺縁起絵巻 第一巻第一段」(重文、石山寺蔵)は草創の物語。聖武天皇の勅命を受けた良弁が、蔵王権現からの夢のお告げにより寺地を選定。老翁(比良明神)の託宣を受け、岩山(石山)の地に草庵を建てる。
「同絵巻第三巻第三段」(重文、石山寺蔵)では、「更級日記」(平安中期)の作者である菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)の石山参詣が描かれる。風吹く逢坂の関を超える時、以前父が任地に赴際ともなったことを思い起こした。
「同絵巻第四巻第一段」(重文、石山寺蔵)は、「源氏物語」の作者である紫式部が、主の上東門院(藤原彰子)から物語制作を命じられ、七日間石山寺に参籠(さんろう)し、湖水に映える月を眺めるうちに構想がまとまる情景を描く。料紙の用意がなく、本尊から「大般若経」の料紙を請い受け、のちに「源氏物語」となる文章をつづり始めたのだった。
一般九百五十円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。問い合わせは同美術館(077-543-2111)まで。
なお、滋賀報知新聞社は読者プレゼントとして、同展の入場券を抽選でペア五組に進呈する。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、本紙への批評を記入し、十一月一日までに〒520-0044大津市京町四丁目五―二三、滋賀報知新聞社大津本社へ。









