県警の捜査、大詰めへ
◇大津
大津市立中学二年の男子生徒(当時十三歳)が昨年十月十一日、いじめを苦にして自殺した問題で、生徒の一周忌を迎えるなか、加害者とされる同級生三人への県警の捜査が大詰めに入り、市の第三者調査委員会の聞き取り調査も今月二日から本格化している。
生徒の自殺を巡っては、市教委と学校の不十分な調査や対応、隠ぺい体質が七月に表面化。これを受けて県警は同月十一日、中学校と市教委の家宅捜査に踏み込んだ。
捜査班四十人態勢で、学校の夏休みを中心に、昨年九月の体育祭での暴行容疑などについて、アンケート調査で目撃したと記入した当時の同級生や教師など約三百人から事情を聴取。
八月下旬からは加害者とされる同級生から事情聴取し、遺族が告訴した暴行や強要などの容疑立件を検討している。
一方、いじめの事実解明を目指す市の第三者調査委員会(委員長・横山巌弁護士)は、横山弁護士(大阪弁護士会)、渡部吉泰弁護士(兵庫県弁護士会)、尾木直樹・法政大学教授、松浦善満・和歌山大学教授、桶谷守・京都教育大学教授の計五人で、八月二十五日の第一回を皮切りに、これまで五回開催された。
委員会では、市教委や学校の資料に基づき、十六項目のいじめ行為を整理。聞き取りは、生徒二十二人(加害者とされる同級生三人を除く)を先行して、今月二日から教諭二十人について始めた。年内にも再発防止に向けた報告書をまとめる。






