「大津の古道を探る」
◇大津
大津市埋蔵文化財センター(大津市一里山)は十四日まで、夏季企画展「大津の古道を探る~唐橋遺跡と周辺遺跡の調査成果から~」を開いている。
近年の発掘調査では、日本各地で古代の道路跡が見つかっており、県内でも湖東(尼子遺跡など)、湖南(野路岡田遺跡など)から、古代の東山道(東海道)とみられる道路跡が確認されるようになった。
なかでも重要な発見が古代の勢多橋の遺構といえる。この発見は勢多橋周辺地域の古代における道路のルートを復元するとともに、道路に沿うよう立地する遺跡の性格を考える上で大きな役割を果たしている。
そこで今回は、昭和六十三年(一九八八年)の発掘調査で明らかになった古代の勢多橋と、その周辺に立地する遺跡、とくに瀬田川東岸の遺跡に注目し、その調査成果から、古代勢多橋周辺を紹介する。
主な展示品は、▽古代の勢多橋を復元した七分の一模型▽唐橋遺跡=皇朝十二銭など銅銭類、須恵器などの土器類、鉄斧やくぎなどの鉄製品▽市ノ辺遺跡=和同開珎、白磁などの陶器類▽近江国庁跡=飛雲文軒丸、鬼面文鬼瓦、墨書土器▽近江国庁関連遺跡出土品(堂ノ上、中路、青江、惣山遺跡)=文字瓦、刻書土器▽野畑遺跡=墨書土器、祭祀木製品▽関津遺跡=土器類、土馬-となっている。
入場無料。開館時間は午前九時から午後五時まで。土・日・祝日は休館。問い合わせは同センター(TEL077―527―1170)へ。






