熊谷直実坐像公開
◇長浜
平安末期から鎌倉時代初期の武士、熊谷次郎直実を紹介する特別展「もう一つの平家物語」が九月二日まで、長浜市元浜町の曳山博物館で開かれている。
一ノ谷の戦いで平敦盛と一騎打ちしたことで知られる直実は、絵画、能など様々な分野で取り上げられ、長浜曳山祭の子ども歌舞伎でもなじみ深い。その一方、五十歳頃からそれまでの人生と全く対照的に法然上人の弟子として仏門へ。
出家後のエピソードとして、法然が貴族の屋敷で法話を施していた時、庭先にいた直実が「この世ほど口惜しいところはない。極楽にはこんな差別はないだろうに、ここでは上人様のお声も聞こえませんぞ」と大声で言い放ったといい、平等を説いた浄土宗と直実の豪胆さを伝える。
入館は大人六百円、小中学生三百円。問い合わせは同博物館(TEL0749―65―3300)へ。






