生徒が先生役に 一般市民向けの実習授業
◇東近江
実習授業に農業に興味のある一般市民を受け入れ、生徒らとともに学ぶ県立八日市南高校の「農業塾」が十七日から始まった。
地域の人々に土に親しむ日常生活のゆとりづくりや植物についての知識を深め、栽培技術を取得してもらう学習の場を提供するもので、学校と地域のコミュニティづくりにも役立てる。
昨年から始まった講座で、今年も定員二十人に対し五十~六十代の女性を中心に四十人余りが応募する人気を集めた。
初日は、ムラサキの鉢植えと初夏の花々の寄せ植えを楽しむ園芸に取り組んだ。
農場のハウスに集まった受講生らは、教諭や生徒らから有名な万葉歌にも詠われているムラサキの特徴や学校での栽培の取り組み等の説明を受け、用意されたプランターに定植して観賞用の鉢植えを作った。続いての園芸の実習では、生徒からハウスで色彩豊かに咲く草花の種類や特徴、丸いプランターに花々の色彩を効果的に見せる植え込み方法を教わり、寄せ植えのアレンジを楽しんた。
実習作業では、生徒らが日頃の授業で修得した定植時の注意点や植え込み後の管理の仕方などを伝授、質問にも答えていた。
農業塾は、「味わい」、「彩り」、「木のぬくもり」の三つのテーマで来年一月二十日まで計五回開かれ、米の力を学ぶ米粉ピザや味噌づくり、ムラサキの栽培と紫根染め体験、木のぬくもりを感じる木の食器と箸づくりに挑戦する。また、つくる、収穫、食べるの三つの喜びを味わう。







