ウメ輪紋ウイルス!!
◇湖北・長浜
県農政水産部はこのほど、先月末に長浜市内で栽培されている観賞用のウメの苗木から、ウメ輪紋ウイルス(PPV)の感染が確認されたと発表した。このウイルスは、我が国への侵入が警戒されていたウイルスで、一昨年四月に東京都青梅市で初めて発生が確認、滋賀県でも昨年六月に初めて同ほ場で確認されている。
先月末に県と農林水産省神戸植物防疫所が長浜市の協力のもと、昨年に感染を確認したほ場で継続調査していたところ、東京都青梅市由来のウメの苗木と感染樹に隣接したウメの苗木で合せて四本の感染を確認した。確認されたウメの苗木はすでに抜根し、焼却処分されている。四本以外には感染はなかった。現時点で県内の果樹園等における感染は認められていないが、県では引き続き調査を実施するとしている。
ウメ輪紋ウイルスの感染経路は、アブラムシ類により媒介されるか、またはウイルスに感染している穂木などを接木することで感染すると見られている。
県では「今回、長浜市内で感染が確認されたウメの苗木は、東京都青梅市の業者から購入したウメの苗木とアブラムシ類の媒介によって感染したウメの苗木と考えられる。なお、人には感染しないので、果実を食べても健康に影響はない」と話している。
なお県は今後の対応策として(1)感染が確認されたほ場内について、アブラムシ類の防除の徹底指導(2)感染が確認されたほ場を中心に、半径一キロ以内のウメやモモなどの核果類について感染の有無を調査(3)県内の果樹園などの調査を実施するとともに、生産者への周知徹底を図る―としている。






