トップ走る川島、肉迫の大橋、青木 態勢固まる押谷、猛追の丸岡、中川
長浜市選挙区は、平成十八年の合併以前が旧長浜市、東浅井郡、伊香郡区の三選挙区。昨年の合併で今回、前回の長浜市・東浅井郡区に、伊香郡区が加わり、定数が一増に。対話の会の角川誠、民主の田中章五、自民系の野田藤雄が引退の予定。自民の川島と民主の大橋がトップを競い、無所属の青木と対話の押谷がそれに続く。これを共産の丸岡、無所属の中川が追う。自民が旧伊香郡で候補者を擁立できるかが焦点。できなければ乱戦に。三月二日現在の有権者は九万七千六百八十六人で、当落ラインは投票率五〇%で八千二百票。(文中敬称略)【石川政実】
【長浜市(定数四)】
川島隆二39 自現1
大橋通伸53 民新=社推
押谷友之61 対新
丸岡和世60 共新
中川末治66 無元4
青木甚浩48 無新
(順不同。民=民主党、自=自民党、公=公明党、社=社民党、共=共産党、対=対話の会)無所属以外は、原則公認。ただし推は、推薦。名前の下の数字は年齢。現職の下の数字は期数。
川島は前回、無所属で出馬したが、今回は唯一の現職で自民公認だけに普通ならトップ当選だが、旧伊香郡での同党候補擁立が難航し勢いを削がれている。 父親の信也(前長浜市長)の後援会を縦糸、自らの後援会「湖北躍進グループ」を横糸に重ね合わす。二十六日に虎姫文化ホール、二十七日に長浜文芸会館で決起集会を開催する。
人間の業を見つめる目だ。三十年間、教育現場にいた民主の大橋は、子どもを救おうと出馬へ。選挙態勢は、衆院議員の田島一成後援会と連合の両輪だ。田島後援会は全市を四十八人の幹事が引っ張る。連合は、大橋の地元・旧伊香郡の日本電気硝子や、県教職員組合が中心に。目標は一万一千票。十一日に臨湖で「励ます集い」。
対話の押谷は、毛沢東の「農村が都市を包囲する」に学び限界集落から回り始めた。昨年の市長選では現職の川島信也でなく、藤井勇治を応援したため、旧伊香郡は藤井市長と嘉田知事が頼りだ。旧東浅井郡は角川の地盤を引き継ぎ、大票田の旧長浜市を包囲する。二十日には浅井農村改善センターで嘉田と政策フォーラムを行う。
丸岡の地盤は旧東浅井郡。合併問題での町長のリコール運動など、湖北町では名が知られている。課題の旧長浜市での知名度アップのため、二月から街頭演説を集中し高校統廃合中止を訴える。旧東浅井郡で四千票、旧伊香郡で千五百票、旧長浜市で四千五百票の計九千五百票が目標。六日の長浜文芸会館での演説会で弾みがついた。
八年ぶりに出馬の元職(自民)の中川は、市内約三百の字の大半で、三~六人程度の世話人会をつくり、市全域の展開を図る。TPP(環太平洋経済連携協定)に対応し農業の高等専門学校の新設を訴える。旧長浜市で三千票、旧伊香郡で二千票、旧東浅井郡で四千票の計九千票が目標。二十一日、決起集会を長浜文芸会館で開く。
一見、歌舞伎役者のような青木だが、実際は骨太である。昨年の市長選では、市議会議長ながら、藤井を応援。七月の市議選には出馬せず県議選へ。藤井市長は全面的に応援し、後援会長の原馬良典を青木の後援会長に据えた。「無所属、市民党」を掲げ無党派層にも浸透。近く自民推薦の公算も。長浜商工会議所で十三日、決起集会を行う。
野田は、旧伊香郡での後継者として元西浅井町長の熊谷定義(63)、元木之本町長の岩根博之(64)らに猛アタックしているが難航。





