リハビリ医療を充実、がん診療の専門棟 ヘリポート整備し災害時に対応
◇湖南・甲賀
公立甲賀病院の新築工事が、平成二十四年度開院を目指して、移転先の甲賀市水口町松尾で進められている。 甲賀保健医療圏(甲賀市、湖南市)の中核的病院として、地域医療支援病院機能のほか、がん診療や災害時などの拠点も担う。
移転新築工事には総事業費約百六十億円が投じられ、約五万六千平方メートルの敷地には、▽診療棟▽病棟▽がん治療専門のリニアック棟▽附属棟ーの計四棟が建設される。建築面積約九千四百平方メートルで、延べ床面積は三万一千平方メートル。また、自動車一千二百五十台を収容できる駐車場も設ける。
病床数は、全国の公立病院で空き病床が課題となる中で、現病院に比べて五十四床減の四百十三床(一般病床、感染病床)に抑えた。一方、診療科目は地域医療充実のため二科増の三十五科に拡充した。
新病院の特徴は、高度医療・特殊医療・緩和ケアなどの急性期医療や、回復期リハビリテーション病棟整備によるリハビリ医療の充実、二十四時間三百六十五日間一次から三次救急の一部までみる小規模救命救急センター、質の高いがん医療を提供する専門のリニアック棟の整備、災害後三日間自立運営可能な災害拠点病院整備など。
災害時の拠点となる診療棟は、免震構造の鉄筋コンクリート三階建てで、屋上にヘリポートを整備。一階には外来診療室を集中配置、二階に健診センター(人間ドック)、人工透析室、講堂を整備。三階には中央手術室、集中治療室などを設ける。
診療科目は、新しく心療内科、総合診療科を加えた。心療内科はストレスなどを原因とした身体症状を診療。総合診療科では、初診の患者を受け付け、院内の専門科へ案内する機能をもつ。
また入院設備のある病棟は、免震構造の鉄筋コンクリート五階建てで、一階にリハビリ庭園に面して、緩和ケア病棟をおいた。
二|五階は二看護単位を配置し、女性患者に配慮して二階の一部に専用病棟、五階一部には回復期リハビリ病棟を配置した。







