16、17日 日野で「秋の桟敷窓アート」
◇東近江・日野
蒲生家の城下町また近江日野商人のふるさととして繁栄した面影が残る町並みを味わう「日野まちなか歴史散策と秋の桟敷窓アート」(主催=日野まちなか歴史散策と桟敷窓アート実行委員会)が十六、十七日の二日間、日野町大窪から村井・西大路一帯で催される。開催時間は、両日とも午前九時半から午後五時まで。
日野祭を家の中から見物できるよう通りに面した板塀に設えられた“桟敷窓(さじきまど)”が残る景観を生かし、「一瞬でも日野ににぎわいを取り戻したい」との思いから始まったイベントも十年。春の日野祭と秋の行楽シーズンの年二回開催が定着し、地域住民の協力の輪も広がりを見せている。
今回のテーマは「昭和レトロ」。懐かしいレトロな道具が街角や店先に飾られるほか、蔵や商家などを活用して陶芸・ガラス工芸・草木染め・プリザーブドフラワー・木工玩具・木版画・ステンシル・着物リフォーム・陶人形・スケッチ画といった地元工芸作家の作品展示・販売が行われる。
また、水墨画と絵手紙、ほいざるの製作体験ができ、現代に再興された日野椀復活展や曳山の特別公開、祭り囃子の演奏、高田敬輔が描いた信楽院の大天井画の公開など見どころもいっぱい。
粋な足代わりとなるのが人力車二台。日野町連合青年会メンバーが引き手となり、日野のまちを優雅に案内する。
目だけでなく舌でも日野が味わえるのが桟敷窓アートの特徴。日野名物で祭り料理でもある“鯛そうめん”定食(千円、事前予約可)が堪能できるお食事処(村井の会所)や美しい庭を眺めながら味わえる旧山中正吉邸での昼食、蔵でのコーヒー&チャイ、大地堂のドイツパン、近江牛の岡崎屋によるコロッケなどがお薦めで、歩き疲れたときはREN-ROUでカフェタイムが楽しめる。
同実行委員会世話人の中田穣さんは「秋の観光イベントとして発展させるとともに、歴史あるまちの景観を守る運動として、また日野の伝統や文化を守る運動としても成果を上げていきたい」と語り、楽しみを凝縮した手書きのマップで観光客をまちなかへと誘う。
鯛そうめんの予約または問い合わせは、日野観光協会(0748―52―6577)まで。







