竜王町と同町自治連が初の試み
◇東近江・竜王
竜王町と同町自治会連絡協議会は、三十二自治会の健康診断を行う新規事業「地域のカルテをつくろう」を始めた。七月三十日の自治連研修会を経て、先月二十七日に各自治会宛てに地域カルテの調査票が配布された。
少子高齢化に伴う自治会活動の担い手減少が社会問題として表面化する一方、環境・交通・防犯・福祉など自治会が担う役割は広がっている。
竜王町でも同様の状況が発生しているのか―。少し立ち止まり、住民自身が、地域の現状を深く知る中で課題を見つけ解決に向けた糸口や知恵をつむぎ、歩み出していくことが、自治会健康診断の狙い。
すでに各自治会へ配布された調査票は、自治会ごとに七年後の年齢別人口を予測するところから始まり、自治会組織の形態や活動内容、課題、地域資源、将来展望など全十八問に答えていく形式。締め切りは今月三十日で、同町は「自治会会長だけで回答するのではなく、より多くの人で調査票を囲み、地域の将来を考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
調査票の集計と分析は、同町が委託するNPOひとまち政策研究所が行い、十月中旬から十二月下旬にかけて各自治会で聞き取り調査も実施した上で、報告書の作成を進める。
この新たな試みでキーワードとなるのが、課題解決と政策実現の一手段でもある“協働の取り組み”。先月三十日に開かれた「竜王町職員研修」で、講師のNPO市民熱人・阿部圭宏代表は協働時代における自治体職員の在り方を説いた。
講演内容を参考に、同町職員も地域カルテの分析や聞き取り調査へ積極的に参加する予定で、行政と地域(自治会など)が互いの関係性を見つめ直し、今後のまちづくりに生かしていく。








