能登川のナイチンゲール 市民の健康をチェック
◇東近江・能登川
近代看護法を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日(十二日)にちなんだ「看護の日」に合わせ、市立能登川病院は、同院内で市民の健康チェックをするイベントを開き、市内各地区から百二十人を超える人々が訪れた。
看護や助け合いの心を育むきっかけとなるよう、旧厚生省が平成四年に制定した「看護の日」を含む看護週間(今年は九日~十五日)に合せて開いたもので、地域住民と病院が交流することによって保健や医療、福祉の向上を目指す。
平均寿命八十歳という世界有数の長寿国・日本―、健康はすべての人の願いだが、四十歳を過ぎてからは動脈硬化、高血圧に代表される成人病にかかりやすく、年間全死亡者数の六割以上をガンや脳卒中、心筋梗塞で占めている。
こうした病気の「芽」を健康チェックで早期につみ取ろうと、市民ボランティア「ベルなでしこ」のハンドベルコンサートで心身をリラックスさせたあと、看護師や看護助手、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士らによる体力年代や血管年齢、骨密度、体脂肪率測定をはじめ、検尿、手洗い実験が行われた。
特に、骨粗鬆症を診る骨密度の測定器前には長蛇の列ができ、イスを足し置くほどの人気ぶり。聖徳町から訪れた中村恵子さんは「骨密度や血管年齢が気になったので、姉妹で来ました」と健康に関心を寄せたほか、五人の子どもを育てあげたある七十歳代の女性は「健康は足腰から。なるべく子に世話にならないよう、カルシウムを摂るなど気を付けます」と話していた。
また、洗い残しを見る手洗いチェッカー前では、「あら、いやだ」「え~、きれいに洗ったつもりなのに」など、体験者らの驚きの声が連発していた。
このチェックは、専用の蛍光クリームを汚れに見立て手に塗り、洗剤で洗ったあとに紫外線ライトを当てると、洗い残した部分が白く発光するもの。
同院スタッフらは「しっかり洗ったつもりでも、爪の周りや手首、指輪付近は洗い残しが多いようです」と答え、感染予防に効果的な手洗いの慣行を勧めたほか、体調の変化や薬に関する相談にも丁寧に応じていた。







