10日午後2時から 鑑賞無料
◇東近江・蒲生
東近江市鋳物師町の町民有志で構成する“能舞台を活かす会”は、十日午後二時から同町内にある竹田神社能舞台で「狂言を観る会」を催す。鑑賞無料。
明治二十七年(一八九四年)に完成した能舞台は、東近江市文化財に指定されている。先人たちが築いた地域財産そして文化を見つめ直し、その存在意義を後世へ引き継いでいこうと、平成十六年から毎年、同会が竹田神社春季大祭に合わせて狂言鑑賞会を催している。
出演は、大蔵流狂言師・木村正雄氏が主宰する伊呂波会。まず、導入部として、木村氏が「古色を残す狂言」をテーマに語る。続いて、有名な茶道の宗匠に言い付けられて銘柄の茶葉を買い入れた帰りに宿の遊女に酒を勧められて泥酔し街道で寝ていたところ素破(すっぱ)に茶葉を盗まれそうになった男の話「茶壷(ちゃつぼ)」(田舎者=小澤祥子さん、目代=由谷晋一さん、素破=山崎すづ江さん、後見=浦田陽さん)と、都と鎌倉それぞれの土地で名人として自慢している膏薬煉(こうやくねり)が日本一を決めるため競い合う「膏薬煉」(都の膏薬煉=木村氏、鎌倉の膏薬煉の亭主=柳本勝海さん、後見=浦田さん)の狂言二作品が上演される。
古典芸能の中でも現代に通じる笑いがちりばめられている狂言は、子どもからお年寄りまで幅広い年代層が楽しめる。
荒天の場合は中止。当日の問い合わせは、竹田神社社務所(TEL55―0415)へ。







