すべては、ルーシー・リーとの出会いから始まった!
◇湖南・甲賀市
県立陶芸の森(甲賀市信楽町)は六月十七日まで、特別展「ハンス・コパー展―二十世紀陶芸の革新」を開催している。
同展は二十世紀イギリス陶芸界の巨匠であるハンス・コパーの生涯と芸術を日本で初めて紹介する大規模な回顧展。活動初期から最晩年にいたる約百十点の作品からハンス・コパーの芸術の全貌を紹介するとともに、ハンス・コパーの作品との深い関わりを示す、洗練されたフォルムの美を見せるルーシー・リーの作品約二十点を展示している。
ハンス・コパーに転機が訪れるのは終戦後、仕事を求めていた頃、オートクチュールのボタンづくりをしていたルーシー・リーとの出会いだった。その後、二人は終生深い友情で結ばれ、お互いに影響を与えながら、それぞれのスタイルを築いていく。コパーは、うつわを超えて陶芸の新しい領域を広げ、二十世紀における陶芸の展開に大きな足跡を残した。
同展は、素描やリーとの共同制作で知られるテーブル・ウェア、建築空間への陶芸からのアプローチ、ミケーネやエジプトなどの古代文明の作品に刺激を受け現代的な造形へと昇華させたキクラデスやスペード・フォームなど、コパー芸術の全貌を遺族のジェイン・コパー氏の全面協力を得て実現した。
入館料は、一般七百円(五百六十円)、高大生五百円(四百円)中学生以下無料。カッコ内は二十人以上の団体料金。なお月曜は、休館。







