近江商人屋敷などで
◇東近江・五個荘
商家伝来の家宝雛を一斉公開する『ひな人形めぐり』が、東近江市五個荘金堂町の近江商人屋敷などで始まり、華やかな美しさで人々の目を楽しませている。
ひな人形めぐりは、江戸時代から受け継がれる商家の家宝雛を中心に、明治・大正・昭和・平成の雛約百セットを展示しているもので、毎年、全国各地から一万人以上が訪れる人気のイベント。展示会場も増え、七つの観光文化施設(近江商人屋敷外村宇兵衛邸・外村繁邸・中江準五郎邸・藤居彦四郎邸・近江商人博物館・観峰館・金堂まちなみ保存館)で同時開催され、十分な見応えがある。
特に目を見張るのは、畳三畳ほどの大きさにもなる寛政六年(一七九四)の「御殿びな」。唐破風の御殿内に内裏雛や七人官女が華やかに飾られ、宮中行事を再現したかのように庭には公家たちが立ち並ぶ。また、豪商・外村宇兵衛家に受け継がれる大正時代の京雛飾りには、珍しい狆(ちん=江戸後期に流行した犬種)ひき官女や、花車を引いた町娘など特別に仕立てられた人形も展示されている。
さらに今回、屋敷内に曲水の宴を模した職員手作りの雛の園遊会など趣向を凝らした雛たちが鑑賞できる。
三月二十八日まで。期間中、外村宇兵衛邸では、お雛様の衣装をまとう記念撮影コーナーが設けられているほか、二月十三、十四日に「にんげん雛まつり」が催され、三人官女から白酒(小学生以下の子どもたちには雛あられ)が振る舞われる。時間は午前十時~正午、午後一時~同三時。
入館料は五館共通券で八百円、三館で五百円、藤井彦四郎邸のみは三百円、近江商人博物館・観峰館(三月二日から)それぞれ二百円、金堂まちなみ保存交流館は無料。開館時間は午前九時半~午後四時半。月曜休館。問い合わせは、東近江市観光協会(TEL0748―48―2100)へ。








