県病害虫防除所
◇全県
県病害虫防除所はこのほど、イネの茎を加害する「ニカメイガ」の発生が県内全域の水田内で確認されたため、病害虫発生予察注意報第一号を発表し、農家に対してほ場の見回りや適切な防除の実施を呼びかけている。ニカメイガの注意報は四十年ぶりである。
ニカメイガは、越冬した幼虫が春先に羽化し、水田のイネに卵を産み付ける。卵からふ化した幼虫はニカメイチュウとも呼ばれ、イネの茎に入り込み、茎の内部を食べることで心枯れを起こしコメの収量を下げる。
七月六日から十日にかけて病害虫防除所が行った調査では、ニカメイガの発生量が過去十年で最も多くなっている。多発生の要因は、近年はニカメイガの被害が少なかったことから斑点米カメムシ類を対象とした薬剤施用が中心となっていることと、暖冬により越冬幼虫が多かったことなどが考えられる。





