イチモンジタナゴの稚魚を展示
◇湖南・草津市
県立琵琶湖博物館(草津市)は七月十二日まで、水族展示室でトピックス展示を行っている。今回は、県の「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」で指定希少野生動植物に指定されている「イチモンジタナゴ」の稚魚。
イチモンジタナゴは琵琶湖淀川水系、福井県の三方湖、そして濃尾平野などに自然分布する、全長四~六センチになるコイ科タナゴ亜科の魚。滋賀県ではボテ、ボテジャコと呼ばれる魚の一種で、琵琶湖内や瀬田川などにみられた。しかし、最近では開発などにより、産卵母貝となる二枚貝が減少したことや、オオクチバスなど魚食性の外来魚が侵入したことなどにより生息数が減少している。
現在、滋賀県内で生息が確認されているところは数か所しかなく、絶滅の危機にある。このため、滋賀県の指定希少野生動植物種に指定され、県内の天然水域からの捕獲が禁止されている。
琵琶湖博物館では平成十七年に京都市の平安神宮から親魚を譲り受け、繁殖に取り組んでいる。今年四月頃から産卵がはじまり、現在約二百五十尾の稚魚を得ている。今回展示するのは、そのうちの全長一~三センチほどに成長した四十尾。







