総務省へ復帰の公算大か
◇全県
平成十八年七月に誕生した嘉田由紀子知事。同氏を支える二人の副知事のうち、澤田史朗副知事(43)の去就が注目されている。澤田氏は、総務省(旧自治省)出身で、平成十四年から滋賀県に勤務し、総務部次長、県民文化生活次長、健康福祉部長、総務部長などを務め、十八年十月に副知事に就任。同氏は全国最年少の副知事として注目を集めた。福祉・医療分野の造詣も深く、オールラウンドプレイヤーとして手腕を発揮し、県議会からの信任も厚い。
しかし、澤田氏は滋賀県に在籍して、すでに七年を経過したことから、嘉田知事としては、有能な官僚を任期(来年十月)いっぱいまで引き留めるべきか、それとも古巣の総務省で実力を発揮してもらうべきかで頭を悩ませている模様だ。
県では現在、澤田氏と田口宇一郎副知事(67)の二人副知事制をとっている。ちなみに田口氏は、琵琶湖博物館副館長、琵琶湖環境部部長などを歴任後、十四年三月に定年退職し、十九年十二月から県副知事に就任している。
職員の間からは、来夏の知事選まで両副知事にがんばってほしいとの声が根強い。嘉田知事の最終判断に委ねられているが、もしこの七月に澤田氏が総務省に帰る事態になれば、この二十四日から開会する六月県会は、後任人事が焦点になってくる。澤田氏の後がまには、総務省から新副知事候補をもらい受けるか、それとも内部(OBを含めた)登用、あるいは田口氏のみの副知事一人制の選択肢も。いずれにせよ庁内では、澤田氏が総務省に帰る公算が大きいとの見方が強まっている。
【石川政実】






