今年度だけで3万羽 5年後の4千羽まで
◇全県
県は、生息数が増え、琵琶湖での漁業被害や森林破壊をもたらすカワウの銃器駆除を、二年ぶりに再開した。
平成十六年度から四年間は銃器での集中駆除で、毎年一万二千~一万八千羽程度を駆除したが、生息数を減らすまでには至らず、費用対効果や県財政などの事情から二十年度は中止された。県では一年かけて事業を見直し、駆除羽数や効果的な駆除方法の検討などを行ってきた。
その結果、今年度だけで三万羽を駆除する必要があるという試算が出され、駆除方法も銃器での駆除が一番効果があるという結論に達した。
さらに、駆除の中止に加え、餌となるアユの生息が例年よりかなり多かったこと、台風などの自然災害が少なかったことなどにより、二十年度春には約三万七千羽だったカワウが秋に七万五千羽近くに倍増していることも分った。
そこで、日本有数のカワウの営巣地である竹生島と近江八幡市の伊崎半島の国有林での銃器駆除を再開することにした。
営巣、抱卵、給餌の時期の四月から七月にかけて竹生島ではエアライフルで一万八百羽、伊崎半島では散弾銃で三千八百羽の駆除を県漁連や県猟友会などの協力で実施する。また、ヒナが巣立つ七・八月と飛来・営巣が始まる二月末から三月にかけて、竹生島でエアライフルと散弾銃を使った一万五千羽の捕獲も行う。
来年度からは、生息数の七割程度の駆除と五十パーセント程度の繁殖抑制、産卵後から巣立ちまでの期間の集中駆除などにより固体数の減少を図り、平成二十六年には四千羽までもっていく計画。
伊崎半島での駆除初日となった先月二十三日には、午前六時ごろから地元猟友会のメンバーら十人が散弾銃でカワウを駆除。約三百羽を打ち落とした。駆除の実施中の七月十六日までは、実施日(十一日間)の部外者の半島への立ち入りが禁止されている。







