嘉田県政に大きな痛手!!
◇全県
嘉田由紀子知事を支えてきた県議会会派「対話の会・びわこねっと」の木沢成人県議(36)は二十一日、会派を正式に離脱し、「一般県民の目線に立ち帰って、嘉田知事の政策を実現させるためにも縦横無尽に走り回りたい」と意気込みを語った。今回の木沢県議の会派離脱は、嘉田県政にとっては大きな痛手であり、来夏の知事選は一挙に流動化してきた。 【石川政実】
平成十八年七月の知事選で誕生した嘉田県政の原動力になったのは、県民が政治の閉塞状況を打破してほしいとの願いだった。嘉田知事に共鳴した木沢氏は、嘉田知事の政策実現を目指すローカル政党「対話でつなごう滋賀の会」の公認を得て初当選し、県議五人で会派「対話の会・びわこねっと」を結成した。
木沢氏は「議長選挙などで(親嘉田派として)対話の会、民主・県民ネットワーク、共産の三派連合ができ、自民党・湖翔クラブなど(反嘉田派)と対立していくが、むしろ対話の会は『超政党』として、各会派の調整役を果たすべきだった。また、議会会派は、あくまで執行部と二元代表制であり、チェック機能を果たし政策論争を深めるべきだったが、政党間や知事をめぐる争いに終始し、一般県民の思いから乖離(かいり)していった」と総括。
とくに限界を感じたのは栗東市のRD問題だったという。同氏は住民の思いを無視して県案の対策工法を押し付けようとする県に批判的であったが、「対話の会」では十分に住民の声を反映できなかったという。
このため木沢氏は「無所属となって、RD問題の解決やライフワークの観光振興などのために尽力したい。それが嘉田知事のためになると信じている」と前を向いた。なお次期衆院選で、滋賀4区の自民党候補者に内定した武藤貴也氏(29)について「現在のところ、応援は考えていない」とした。
嘉田知事がRD問題の解決のため第三者機関をつくると二月に宣言してから三か月がたったが、なんら動きがないだけに地元住民らは不信を募らせている。早くも地元住民からは「RD問題に理解を示す木沢氏にこそ次期知事選に出てほしい」との待望論も。いまやテレビ番組でも人気絶頂の嘉田知事だが、肝心の足元がほころび始めてきた。






