野沢温泉でレベルアップ
屏風に加え元禄期の古伊万里も
蒲生町
大人と子どものシンポ
近江八幡市の成人式 午後開式に85・6%が出席
少ない予算で創意工夫 来年は家族席も?
滋賀報知新聞(ニュース)平成12年1月14日(金)第12113号
事業者と担当者が情報交換
最適のケアプラン作成へ
=東近江介護保険サービス事業者交流会=
(湖東・広域)
介護保険制度の四月スタートを前に準備が進められている中、今月下旬から始まるケアプラン作成に向け、介護サービス事業者や居宅介護支援事業者と行政が一堂に会して情報交換を行う「東近江介護保険サービス事業者交流会」(東近江福祉の地域づくり推進協議会主催)が、このほど八日市駅前のアピアホールで開かれた。
交流会には東近江地域の居宅介護支援事業所、居宅介護サービス事業所、居宅介護支援専門員、市町担当職員ら、六十五か所の百七十人が参加。
参加者は、介護サービスの整備実績と今後の計画、居宅サービス計画作成のスケジュールと留意点、介護報酬の請求事務、生活保護制度との関連、福祉保健医療情報ネットワークシステム「WAM NET(ワムネット)」の運用などについて説明を聞いたあと、交流会に移った。
会場内に設置された各事業所のブースでは、それぞれのサービス内容を紹介するパンフレットなどの資料配布や相談などが行われ、熱心に質問する参加者の姿が見られた。また、福祉用具展示コーナーも設けられ、一つひとつ手に取って利用価値を確かめる参加者もあった。
県八日市健康福祉センターでは、「今まで特定の事業者としか接触する機会がなかった介護支援専門員や行政担当が、より多くの事業者と情報交換を行って、気持ちよく介護を受けてもらえるよう、サービスの向上に役立ててほしい」と話している。
野沢温泉でレベルアップ
スキー教室バスツアー
=3泊4日 布引体育館が参加募集=
(湖東・八日市市)
八日市市コミュニティ振興事業団は、二月に催す三泊四日の「スキー教室バスツアー」への参加者を募集している。
教室は、野沢温泉スキー場(長野県)で、二月十~十三日の三泊四日(車中一泊)の日程で開かれる。市内外を問わず十八歳以上のスキー愛好家なら誰でも参加でき、初心者と初級・中級・上級クラスに分かれて指導が受けられる。
初心者から中級まで楽しめるバラエティーに富んだゲレンデや、上の平から一気に滑り降りるシュナイダーコース、上級向きの日影コースなど、思う存分スキーが満喫できるほか、夜は野沢ビューホテル嶋田屋の温泉で体をいやしてもらう。同十日午後十時に布引運動公園体育館前を出発。
参加料四万三千円(リフト代など含む)で、所定の申込書に予約金(一万三千円)を添え、二十日までに布引体育館(TEL0748-25―2633)へ申し込む。定員(三十五人)で締め切る。
屏風に加え元禄期の古伊万里も
人気シリーズ『商家の美術4』
=近江商人博物館で開催中 五個荘町=
(湖東・五個荘町)
五個荘町てんびんの里文化学習センター三階、近江商人博物館で、新春企画展「商家の美術4展」が始まった。二月六日まで。
近江商人の本宅が多く残る同町内には、豪商たちの財力と文化水準の高さを物語る貴重な美術品が納められた蔵が今だ数多く存在している。
そうした秘蔵の美術品を所有者の協力のもと一般公開する『商家の美術』シリーズは今回で四回目を迎え、今会場には同町出身で栃木県足利市で代々京呉服の卸業を営む山村家から昨年寄贈されたばかりの屏風『四季農耕図』(六曲一双)をはじめ山元春挙、松村呉春、岸連山、谷文晁、秦蔵六など名高い芸術家たちによる新たな優品十二点を紹介している。
『四季農耕図』は、明治二年に湖南鶴仙によって描かれたもので、右隻の第一面から▽早春の田返し▽種まき苗が育ちツバメが飛ぶ初夏の風景▽水車で水を引く姿││に続き▽草刈り▽秋の稲刈り▽殻竿を回しながらの脱穀と大唐臼を使った精米風景▽米俵を米倉へと運ぶ様子││と四季を通した農耕の一連の作業が丁寧に描写され、山村家では『商家でありながらも農業を生活の基本と位置付けた五個荘商人の精神』を表わしたものとして家宝にしていた。
また今回は、屏風や掛け軸、巻物のほかにもオランダ人により描かれた蕎麦猪口や青銅器の酒つぼ、元禄期の古伊万里などマニアにはたまらない珍品も併せて紹介。文化の担い手であった近江商人たちの文化意識の高さと彼らが愛した美の世界に触れることができる。入館料は大人二百円、小人百円。問い合わせは同館(TEL0748-48-7100)へ。
蒲生町
日頃の思いを率直に!
大人と子どものシンポ
=29日 あかね文化センター=
(湖東・蒲生町)
子どもと大人の思いをそれぞれ率直に語り合うミニシンポジウムが、二十九日午後二時から蒲生町あかね文化センターで開かれる。 同町教育委員会は、「保護者だけでなく、地域の人も教育を考える良いチャンス」と、一般の参加を呼びかけている。
シンポには、小学五年から中学三年の子ども四十二人と保護者四十二人が出席し、代表シンポジストが投げかけた話題について意見を交換する。
昨年は、家庭で話す機会が少ない「子どもの人権」「受験」「イジメ」「子どものキレル感情」について活発な意見が飛び出し、親子の理解を深めあった。
なお、一般の受け付けは、当日午後一時半から小ホール入口で行う。入場は無料。
意義ある式典へ一歩前進
近江八幡市の成人式
午後開式に85・6%が出席
=増えた「イケてるお店」にも人気=
(湖東・近江八幡市)
来賓の祝辞も聴けないほど騒がしかった成人式式典を厳粛で温か味あるものにしょうと、取り組んでいる近江八幡市の成人式実行委員会。その取り組みから二年目の式典が十日午後一時半から市文化会館大ホールで行われた。
結果的には、式典中の私語が全くなくなり客席がシーンとなるまでには至らなかったものの、一昨年までのように会場内が終始騒がしいということはなく、かなり改善された式典ムードに来賓からも「ずいぶん良くなった」との評価が寄せられた。多くの自治体が、どうしたら静かな式典になるのか対応に苦慮している中で同市の取り組みは二年続きで成果を挙げている。今年の成人式を振り返りながら今後の課題も探ってみた。
今年の成人式には対象者九百五十一人のうち、昨年より一ポイント多い約八五・六%の八百十五人が出席した。ロビーで受付が始まった午後零時半前からあでやかな振袖やスーツに身を固めた新成人が次々と詰めかけ、会館前は久しぶりの再会を喜び合う談笑で溢れ、華やいだムードに包まれた。
その賑わいが会場内で治まるのか心配されたが、第一部の冒頭で中学生の卒業アルバムから編集した思い出のビデオの放映が始まると「ワァー」との歓声が会場に沸き起こり、次の映像に全員の視線が注がれ、会場が一つにまとまる雰囲気が生まれた。次のお祝いメッセージのビデオで元・プロボクサーのガッツ石松氏がスクリーンに登場すると、記念写真に収めようと会場のあちこちからカメラのフラッシュがステージに向けてたかれた。ガッツ氏が、話しの最後に「片手を挙げてガッツでした」とポーズすると笑いが起こった。
第二部の式典準備のために緞帳が降りた休憩時間に約三割の新成人が退席した。続く第二部冒頭の国歌斉唱では「ご起立下さい」のアナウンスにおよそ十%の新成人が席を立たず、続いての市民憲章と人権擁護都市宣言の唱和では始まる前に振袖を着なれていないせいか、およそ半数の人が座ってしまった。
このあと、祝辞に立った川端五兵衞市長が「みなさんの大人になった年齢は、西暦二○○○年から同じ一年を刻んでいく。二十一世紀は、あなた達の力で幸せの鳥がたくさん飛び交う世の中にしてほしい」と言葉を贈った。話しの結びに「きょうの式典運営には、後輩の高校生たちがあなた達のためにボランティアで協力してくれました。感謝の拍手(気持ち)を送ってやって欲しい」と呼びかけると会場から拍手が沸き起こり、会場内に温かなムードが広がった。
続いて来賓代表の祝辞と紹介、新成人代表が誓いのことばを述べ、式典そのものは三十分程で終了した。この間、会場内の私語は気にならない程度のもので、他の式典と変わらない静けさだった。
実行委員会では今年はどうなるか、その成り行きを心配していたが、気になるほどの騒がしい式典にならず、昨夏から準備を進めていた取り組みが奏功して安どしていた。
成功した陰の要因として△第二部の式典に出席する意志のない新成人が退席して自分の意志で出欠の選択ができた△後輩の高校生たちが制服姿で式典運営に協力している姿を見せた△川端市長が分かりやすく、新成人と対話する祝辞を贈ったことなどがあげられる。
今年から開式時刻が午後に変更されたことについて新成人の間で賛同する意見が多かったが、愛知県の大学に通う新成人からは「あすの授業に出るためには式が終わって直ぐに下宿に帰らなければならない。午後からだと友達とゆっくり話しする時間がない」と午前の開式を望む少数意見も聞かれた。
午後の開式は晴れ着の着付けや髪結いなどの時間的な余裕が生まれ「少しは関連業種の地域経済に貢献?したのでは」という声もあった。
ところで、同市のことしの成人式の予算は約七十万円でそのうち約三十五万円が会場費に支払われ、催しの内容に使える経費は残る半額。少ない予算でよくやっているという評価もあるが、少な過ぎるという指摘もある。毎年決まった市の公式な式典に、市の施設である同会館が使用料を徴収していることはおかしい、運営規程の見直しが必要では、との声もある。ちなみに隣りの八日市市の今年の予算は一四六万七千円。うち会場費は式典を行ったアピアホールの使用料四万円だけ。
静かで、あるべき姿に戻って来た近江八幡市の成人式。少子化の進展で全員が出席しても空席が出ることから来年は家族席を設置するアイデアも出ている。





