コロナ禍の中断経て再び地元開催
4月5日、作品展と祈り、演奏
【東近江】 織田信長の9男信貞の系譜をひき、現在の東近江市川合寺町で桜を生涯描き続けた江戸時代後期の女流絵師、織田瑟悉(しつしつ)(1779年~1832年)の作品を紹介する「織田瑟悉桜画展―祈りと響き―」が4月5日、菩提寺の西蓮寺(同市川合寺町)で開催される。地元での作品展は2002年から毎年春開催されていたが、コロナ禍で中断。このたび織田瑟悉の画業を地元で知ってもらおうと、再び開催される運びとなった。
織田瑟悉の作品は、近江商人の支援により江戸などで大いに宣伝されたが、死後は後継者が途絶え、世間から忘れられた存在となったが、近年は西蓮寺での作品展などにより顕彰活動が行われている。
織田瑟悉の作風は、足元から立ち上がる力強い幹、強調される葉先など、気品を保ちながらも生命力のあふれる筆致にある。当日は、織田瑟悉の桜画(午前9時~午後4時)を展示するほか、午前10時から同寺住職の松田峰昌住職と女性僧侶らによって祈祷回向が営まれる。
正午からは、琴演奏(吉田靖子さん、古田敦子さん、山元直子さん)とギター演奏(じゅんとハッチー)、歌声ひろば(廣嶋均治さん)が催される。
問い合わせは、西蓮寺(TEL0748―22―4352)へ。
※ 織田瑟悉=信長の9男信貞の子孫で、御園村川合寺一帯を領地とした高家旗本・織田氏の分家、貞秀の長女として生まれた。10代で京に出て桜画を学んだ。京で2度結婚したが、10代半ばの初婚、35歳の再婚のいずれも夫と死別。いつの頃か不明だが、故郷の川合寺に戻り、画業に打ち込んだ。






