防災情報システムのテスト運用 万一に備え図上と実動の訓練
【近江八幡】近江八幡市防災総合訓練が8日、午前9時から正午まで庁舎前の旧市民病院前駐車場と市役所特別会議室、安土町総合支所、各学区コミュニティセンターをオンラインで繋いで行われた。
今回は、完成した新庁舎に導入した防災情報システムを活用した災害対策本部の設置、運用テストを兼ねた図上訓練と訓練指示に連動した災害救助等の実動訓練が行われ、万一に備えた防災情報システムの稼働状況と運用方法および関係機関との連携を確かめた。
訓練には、近江八幡消防署、警察署、市消防団、住民のほか、防災関連企業や事業所などから合わせて約300人が参加。午前8時30分、南海トラフ地震が発生。市内で震度6弱を記録し、各所において土砂災害及び道路網の寸断、日野川堤防の亀裂、液状化による道路の陥没、段差が起き、家屋の倒壊、ライフラインの機能停止の被害に見舞われた、という想定で進められた。
訓練開始と同時に市職員の参集及び市役所3階の特別会議室に市長をトップとする災害対策本部を設置。本部に防災情報システムを稼働させ、4台の大型モニターを使って各コミュニティセンターとオンラインで結び、市幹部が集められた被害状況や避難所情報を収集。刻々と寄せられる災害情報の報告を受けた市長が、その対応策や被害拡大等の調査を求め、災害から住民を守る対策を指示。万一の時に同システムが正常に稼働することや災害時の市の初動体制とその連携を検証した。
このあと、同駐車場で行われた実動訓練では、シナリオに沿って市消防団による火災防ぎょ訓練を皮切りに防災ヘリによる火災延焼偵察、救護所設置、上水道や電気等のインフラ復旧、炊き出し、災害相互応援協定による生活物資搬送、車両救助など13項目の災害救助訓練を繰り広げた。
閉会式で小西理市長は「本日は寒い中であったけれども、市役所での防災情報システムを活用した図上訓練や各種団体や事業者に参加いただいた実動訓練は非常に有意義なものでありました。今後は自衛隊も含めた外部団体や協定を結んでいる自治体等と共に想定される地震、水害について備える体制を整え、近江八幡を安全な住みよいまちにしていきたい。引き続き協力をお願いします」とあいさつした。






