事業費38億円、延長480メートル 物流効率化、住民の利便性向上
【東近江】 県が永源寺ダム湖畔で整備を進めてきた国道421号・佐目バイパスが20日、開通した。
滋賀県と三重県を結ぶ石榑(いしぐれ)トンネルの2011年の開通以来、交通量が急激に増加していたが、ダム湖畔は道路幅が狭く、急カーブの区間があり、道路整備が課題となっていた。
このため相谷町~萱尾町の5・6キロ区間の3カ所で道路改良工事が実施されており、その一部区間である佐目バイパスがまず開通する運びとなった。
同バイパスは、延長距離480メートル。2016年8月に着工され、事業費38億円を投じて10年越しで3月に完成した。この区間は、大型車の行き違いが難しく、大雪時はスタックする車両で渋滞が発生していた。
開通の効果として、▽物流の効率化による地域活性化、▽救急車や消防車などの緊急車両の迅速な通行により住民生活の安心安全、▽観光アクセスの向上で交流人口の増加と地域活性化に貢献できる―としている。
開通に先立ち、関係者によるテープカットが行われた。三日月大造知事は、ダム湖畔の道路改良において「段階的な整備に向けて、大きな一段階を突破することができた」と述べ、小椋正清東近江市長は「地域の豊かな活性化につながり大変意義がある」と喜びを語った。
また来賓で出席した地元選出の上野賢一郎厚労大臣、小寺裕雄衆院議員、小鑓隆史参院議員、嘉田由紀子参院議員らが祝辞を述べた。
このあと、住民と関係者による渡り初めが行われた。佐目町の青木昇自治会長(77)は「道が狭く事故が多かったが、それが解消されてありがたい」と話していた。






