2025年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果
【全県】 全国的な子どもの体力の状況を把握・分析し、体力の向上に係る施策の成果と課題を検証、改善を図ることなどを目的に文部科学省スポーツ庁が毎年実施している「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」について、このほど県教育委員会は滋賀県内の今年度調査結果を取りまとめ発表した。それによると、体力合計平均点で昨年度(2024年度)に比べて、小学校の男女、中学校の男女ともに上昇し、このうち中学校男子は昨年に引き続き、全国平均を上回った(表参照)。
同調査は、公立小学5年、中学2年、特別支援学校小学部第5学年、同中学部第2学年の男女を対象に昨年4月から7月にかけて実施された。県内からは公立小学校222校、公立中学校101校が調査に参加。各児童生徒らは握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・持久走か20メートルシャトルラン・50メートル走、立ち幅跳び・ソフトボール投げ(小学校)かハンドボール投げ(中学校)の実技8種目と運動習慣などに関するアンケート調査に臨んだ。
昨年度比小中男女ともに上昇
運動に対する意欲の維持・向上などに課題も
種目別実技の昨年度の結果と比較した状況は、小学校男子は握力・50メートル走を除く種目で得点が向上。小学校女子は握力を除くすべての種目で向上が見られた。また、小学校男女とも、立ち幅跳びが全国を上回った。
一方、中学校男子は50メートル走、立ち幅跳びを除く種目で得点が向上、50メートル走は全国同様の結果で、上体起こし・反復横跳び・20メートルシャトルラン・立ち幅跳びで全国を上回った。中学校女子は握力・50メートル走・立ち幅跳びを除く種目で得点が向上、反復横跳び・立ち幅跳びが全国を上回っている。
運動習慣などに関するアンケート調査では、1週間の総運動時間は、昨年度に比べて、小・中学校ともに減少し、学習時間以外にテレビやパソコン、スマートフォンなどを見る「スクリーンタイム」が1日4時間以上を占める割合も、小中学校ともにやや減少した。
また、「運動やスポーツが好き」と答えた児童生徒の割合は、小学校男子・中学校女子で減少、小学校女子・中学校男子で増加。「体育が楽しい」と答えた児童生徒の割合は、増加した中学校男子以外は減少した。
県教委では、「体力合計点が回復傾向にある一方、基礎体力の向上や週当たりの総運動時間減少、体育・運動に対する意欲や肯定感の維持・向上などに課題がある」とし、「基礎的体力向上と運動への肯定感の育成を重視し、運動時間の増加と生涯にわたって運動に親しむ態度の育成を目指す」としている。






