国政刻刻 令和8年度厚生労働省予算案の編成
新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。厚生労働大臣就任後、はじめてとなる当初予算案の編成を行いました。物価高騰対策や、賃上げ支援、国土強靭化、少子化対策などが重点的に盛り込まれ、一般会計予算総額は122兆円余となっております。このうち、厚生労働省の予算は3分の1、約40兆円近くの巨大な規模となります。
厚労省予算の大きな課題は、社会保障について、現役世代の保険料負担を引き下げつつ、赤字に苦しむ医療機関・介護施設等の経営改善を図り、物価高に負けない賃上げを実現することです。
医療機関の収入源である診療報酬は、人件費などを大幅に増額して全体で3・09%の引き上げとすることができました。最後は総理、財務大臣と3者で協議し、決着しました。実に30年ぶりの水準です。介護報酬改定も改定率はプラス2・03%とし、介護従事者について月1・0万円、介護職員について月最大1・9万円の賃上げが可能な水準となります。障害福祉サービス等についても同様の水準です。
その他、社会保障改革として、高額療養費制度の見直し等を実施するとともに、OTC類似薬の見直しや金融所得の反映などを内容とする法案の次期通常国会への提出を目指します。高額療養費については、患者団体の皆さんにもご参画いただき、昨年5月から精力的に議論して参りました。長期療養者等の経済的負担に配慮したバランスのとれた内容としており、その趣旨をご理解いただけるよう丁寧に説明してまいります。
厚生労働行政は医療・介護・福祉・年金、労働など非常に幅広い分野で、国民の生活に大きく関わります。予算編成も国民の暮らしをしっかりと見据えて取り組むことが大切だと改めて感じました。
皆さまにとって幸多い一年となりますことを祈念申し上げます。







