ノーベル生理学・医学賞受賞をうけ
【県】 長浜市出身で、今年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文・大阪大学栄誉教授、同大学免疫学フロンティア研究センター特任教授(74)の活躍と功績をたたえ、県は22日、坂口教授に県民栄誉賞を贈った。
坂口教授は県立長浜北高等学校出身。京都大学医学部医学科卒業。免疫学研究の第一人者として数々の賞を受賞。2019年には文化勲章を受章している。今年10月、「制御性T細胞の発見とその機能、『末梢性免疫寛容』の仕組みの解明」の研究成果により、米システム生物学研究所のメアリー・ブランコウ氏と米ソノマ・バイオセラピューティクスのフレッド・ラムズデル氏と共に共同受賞した。同研究は、免疫機能の過剰な働きを抑制する細胞を発見し、その仕組みを解明したもので、今後の医療分野での治療や予防などへ活用が世界中から期待されている。
県では、広く県民に敬愛され、県民に希望と活力を与えるとともに県の名声を高めたと認められ、その功績が著しく顕著な人に対し、2021年から同賞を送っており、坂口教授は4人目となる。
同賞授与式は県庁で行われた。県庁本館を訪れた坂口教授は県職員らから熱烈な歓迎を受け、東勝副知事から県産和バラの花束が贈られた。続いて、授与式会場となった知事室へ移動した坂口教授は、三日月大造知事から表彰状と、記念品として琵琶湖の水草で発色させた「琵琶湖彩ガラス」のトロフィ、副賞として、近江米や近江牛、近江の茶、湖魚など、県の特産品が贈られた。
知事室で坂口教授と会談した三日月知事は「自分のことのようにうれしく思う」とノーベル賞受賞を祝福し、「坂口先生の研究成果が多くの人に届けられれば」と語った。
坂口教授は「今までやってきたことがさらに前へ進むように頑張っていきたい」と述べ、「サイエンスは面白いということを若い世代に伝えていければ」と語った。






