桜本市長自宅の都計法違反疑惑で公開質問状
【野洲】 既報の通り、野洲市議会の6市議で構成する“野洲市の情報公開を進める議員連盟”の稲垣誠亮市議と石川恵美市議は9月17日、桜本直樹・野洲市長に9項目に及ぶ「公開質問状」を手渡し、回答期限を同月24日とした。しかし同月22日、桜本市長からは回答書ではなく「申し入れ書」と題した文書が届けられたが、それは「(公開質問状について議員連盟が)何らかの責任追及をされうる覚悟はあるのか」といった強気とも受け取れる内容だった。(石川政実)
桜本市長、法的な責任追及におわす!?
野洲市の議員連盟は公開質問継続へ
桜本市長による同議員連盟に対する「申し入れ書」の主な内容は、次の通りである。
(1)議員連盟に名を連ねている稲垣誠亮氏、石川恵美氏、荒川泰宏
氏、奥山文市郎氏、服部嘉雄氏、村田弘行氏は、いずれも当市市議会議員に間違いないか。もし間違いであれば、創政会会派室まで回答書を提出できなくなるため、確認をしてもらいたい。
(2)(公開質問状は)「野洲市長 桜本直樹 様」という宛名になっているが、これは、当市を宛名とするものか、私個人を宛名にするものか、判然としない。当市ないし市長としての回答をもとめるのであれば、一定の手続きを要するか、内部での確認が必要になる。一方的に文書で回答を求めるものであれば、誰に対するものであるか、一義的に理解できるよう願いたい。
(3)このたびの公開質問行為は、私個人のみならず、私の家族・親族、市役所職員個人などを特定できる形で巻き込んでいる。このような現状が、この先いかなる事態に発展するのか想定しているのか。何らかの責任追及をされうる覚悟はあるのか。この質問行為を維持するのか、事前に確認させてもらいたい。
以上の内容の申し入れ書に対する議員連盟からの回答期限を10月6日とした。
(3)の文面は、議員連盟に対し責任追及のための法的措置をにおわすものになっている。
この申し入れ書に対し議員連盟は9月25日、(1)連名者が当市市議会議員であることは明白である(2)公開質問状に記した通り、桜本直樹野洲市長に宛てたものである(3)公開質問は継続する―と桜本・野洲市長に通知し、先の公開質問状については9月末までの回答を改めて求めた。
これまでの経過を振り返ると、桜本市長が居住する住宅が都市計画法違反の疑惑があるとして、野洲市議会の最大会派である創政会の6人全員と無会派1人の計7市議が9月3日、百条委員会設置の発議を行ったが、7対9で否決された。
しかし、「今後の野洲市のまちづくりに大きな影響を及ぼす今回の疑惑を不問に付すことは市民のためにも許されることでない」として、議員有志が9月17日、公開質問状を桜本市長に手渡し、回答期限を同月24日にした。ところが同月22日、桜本市長から回答書でなく、「申し入れ書」と題した文書(写真)が市議会事務局を経て、議員連盟に届けられた。
これに対し、議員連盟は同25日、桜本市長に申し入れ書に対する通知(回答)を行った。
議員連盟の一人である石川市議は申し入れ書について「8月20日の市議会の全員協議会の場で、桜本市長は『何でも聞いてください。なんでもお答えします』旨の発言をしており、今回の申し入れ書は、驚きに堪えず、また誠意ある回答がなされない対応には失望した。周りの市民からは『どう考えてもおかしい』との声が数多く聞かれるため、議員として公開質問状に踏み切ったが、桜本市長には、市民のためにも説明してほしい」と話した。







