絵本原画から立体造形、映像作品など展示
【大津】 県立美術館(大津市瀬田南大萱町)では9月7日まで企画展「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」を開催している。
同展開催に先立ち、このほどメディア向け内覧会が行われ、ザ・キャビンカンパニーの2人が作品への思いを紹介した。
ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品など、様々な作品を生み出している阿部健太朗さんと吉岡紗季さんによるアートユニット。2009年の結成以来、40冊以上の絵本を発表し、24年には「ゆうやけにとけていく」(小学館)で第29回日本絵本大賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
同企画展は活動15周年を迎えた2人が昨年7月から神奈川県、栃木県、千葉県、大分県で実施してきた公立美術館巡回展の5会場目となる。関西で同ユニットの大規模個展は初の試み。
展示は7章構成で、活動初期から現在までの絵本原画に加え、観覧者が影絵の世界に入り込むように楽しめる映像作品、段ボールや紙粘土などで作られた大小様々な立体造形など、2人の世界観を様々な角度から感じられる内容となっている。また、2人がアトリエにしている元廃校の様子や絵本の制作過程も紹介し、魅力的な作品が生まれる背景に触れることもでき、さらに、同館のために制作し、ここでしか見られない作品も展示している。
同展について阿部さんは「この展覧会は15年作ってきた作品を一堂に集結させたもの。それぞれ異なるコンセプトを持つ作品たちの源流に流れる一つの根源を探し、制作に対する態度を展示で示そうと思った」と語り、吉岡さんは「関西の読者にもいつか会いたいという願いがかなった」と述べている。
観覧料は一般1200円、高大生800円、小中生600円。同館の開館時間は午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)。月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日の火曜日休館)。






