芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル
【米原】 今年も、明治時代の長浜にあった芝居小屋を、期間限定で県立文化産業交流会館内に再現する「長栄座」の季節がやってきた。夏のフェスティバル2025(8月2日~11日)は長栄座を舞台に、豊富なラインアップで湖北の魅力を伝える。同会館でこのほど、同フェスティバルの企画の一つ、「湖北百景―『羽衣舞う余呉』」の関係者が制作発表を行い、見どころをアピールした。
8月11日公演の「湖北百景―『羽衣舞う余呉』」は、余呉湖の周辺地域で伝わる羽衣伝説をもとにした新作能「菊石」、続いて能の演目にもある「羽衣 和合之舞」を2本立てで演じる能楽組曲「余呉」と題した新制作公演となっている。
記者会見では、企画・監修の同会館舞台芸術アドバイザー、小林昌廣さん(前情報科学芸術大学院大学教授)が「組曲『余呉』では能の『羽衣』にくわえて、余呉の羽衣伝説、菊石の目玉の伝説を、能を通して知ってもらいたい。能と羽衣を理解し楽しんでもらえる企画にしたい」と意欲を語った。
演出を務める能楽師、片山九郎右衛門さん(観世流能楽師シテ方)は、余呉と周辺地域の思い出について「何度も訪れて、特別の思いがある地」と述べた。出演の能楽師、田茂井廣道さん(同)は、台本制作も担当し、「前半は龍、後半は天女。動と静を楽しんで、湖北の美しさを感じてほしい」とPRした。
なお、湖北百景―『羽衣舞う余呉』」は8月11日午後2時開演。内容は、▽オープニング「琵琶湖周航の歌」(滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」)、▽第1部「湖北につたわる羽衣伝説とは」(小林昌廣、田茂井廣道、筑田利美)、第2部能楽組曲「余呉」(片山九郎右衛門、味方玄ほか)。
一般4千円、青少年2千円。全席指定。6歳以上入場可。同会館(TEL0749―52―5111)のほか、県立びわ湖ホール、ローソンチケットで販売している。
なお、このほかの「長栄座」夏のフェスティバルの催しは次の通り。
▽ びわ湖ホール声楽アンサンブル「美しい日本の歌」米原公演8月2日(一般3300円、青少年1650円)、▽昔のあそびひろば8月3日(無料)、▽藤原道山&片岡リサ 尺八&箏デュオコンサート8月9日(一般3500円、青少年1500円)、▽「湖北百景―『羽衣舞う余呉』」の鑑賞とセットになった湖北の魅力と羽衣伝説を楽しむ旅8月11日(1人1万2千円)。







