地域警察官が参加 近江八幡署で競技会
【近江八幡】近江八幡署で3日、「地域警察官による通信指令競技会」が行われ、現場で事案の発生状況を関係者から聴取し、犯人の特定に結びつく正確な情報を収集して署の通信室員に伝え、いち早い犯人逮捕につながる手配など、通信指令の技能とチームプレーを競い合った。
競技は事案発生時、初動対応にあたる地域課の警察官6人が2人1チームになって参加。市内のドラックストアで、万引き強盗を追いかけた店長が暴行を受けて負傷し、犯人は車で逃走したという想定で一人が現場臨場、もう一人が通信指令員になって行われた。
店舗から県警本部に110番通報が入り、署からの指令により現場臨場した警察官が、負傷した被害者(店長)から発生状況や逃げた犯人の特徴や手段、方向等、犯人の特定につながる情報収集を行うとともに被害者のケガの状況に応じた対処等、初動捜査で必要な対応を判断して行動し、その内容を署の通信室員に無線連絡。通信室員は、情報に基づき本部と連携しながら緊急配備や更なる事情聴取を指示し、自署配備の指令や犯人を逮捕するまでの通信伝達の敏速性や経過状況の変化を踏まえた迅速な対応、無線通信の伝達内容の正確さなど、15分の制限時間での通信指令に取り組んだ。
競技では、無線で現場からの聴取結果の報告や、情報に基づく自署配備、署の配備車両への指令など、時間の経過とともに初動捜査ですべき手順の指示に沿って取り組んだ。青地靖人署長らが2人の警察官の初動対応の適正や連携を審査。犯人の特徴をしっかり聴取できているかや、防犯カメラの映像を確認しているかなどもチェックした。
競技後、青地署長は「概ねできていたと思いますが、犯人が車で逃走したことが分かった段階で近隣署に手配する、凶器を持っていないかも考えることも大切です。初動の要と言われているのが、通信指令です。時間との勝負になりますが、初動結果はその後の捜査に大きな役割を果たします。最新の装備や資機材を活用して正確な手配を迅速に行っていくことが大切です。そうしたスキルを磨くことが、最終的には地域のみなさんの安心、安全につながります」と講評した。






