OBの山田准教授「依存症の予防を」ネット依存の危険性と防止を講演
【東近江】 東近江市立玉緒小学校でこのほど、ネット依存研究者で同校卒業生、富山大学医学部の山田正明准教授(47)を講師として招いた「玉緒小学校ネット研修会」が行われた。
同校では、ネット社会での適切なインターネットとの向き合い方やネット依存を防ぐ方法を学ぼうと、山田准教授を講師とするネット研修会を毎年開催している。今年度は、ネットを巡るトラブルの低年齢化を受け、これまでの5・6年生児童と希望する保護者、民生委員から対象を拡大し、全校生徒(211人)と希望する保護者へネット依存の怖さや効果的な防止方法を解説した。
山田准教授は講演の中で、「楽しい、疲れない、飽きない」の3つがそろっていることが依存物の条件であり、長時間依存物を利用していると、脳を縮ませたり子どもの適切な脳の成長を阻害したりする危険性を指摘。ネット依存に陥りやすい児童の傾向として保護者の長時間ネット利用があるというアンケート結果を示し、適切な利用時間を決める家庭のルールやノーメディアデイ(ゲームや動画視聴などを行わない日)の制定、電子媒体を使わず本や新聞を読む、という適切なインターネット利用との向き合い方を説いた。
講演を聞いた児童らは「ゲームをしない日をつくるようにしたい」、「ネットは、がんと同じくらい危険なものだからちゃんと時間を決めてやろうと思った」と感想を述べた。
同校の北崎あゆみ校長は「インターネットは便利なものだが、その危険性も理解して、自分で使い方を考えられる児童たちになってもらいたい。学校としてネット以外の楽しみについてもアプローチを続けていくが、今後も継続してネット研修会の機会は設けていきたい」と話していた。
山田准教授は「ネットはギャンブルと同様に依存をもたらすもの。ブレーキが働くうちに治していかないと治らない。しっかりと依存症を予防し、自分の脳を大切にしてほしい」と語っていた。






