安土城・2025ー信長の夢のあとー
【近江八幡】県立安土城考古博物館で安土城築城450年・発掘調査85周年を記念した春季特別展「安土城・2025―信長の夢のあと―」が開かれている。6月15日まで。
安土城は、天正4(1576)年に築城が始まり、3年後には天主周辺の主城郭が完成したが、その3年後の天正10(1582)年に起きた本能寺の変で城主の織田信長が暗殺され、まもなく焼失する運命をたどった。
出土品など約500点展示
発掘調査の成果など紹介
当時の安土城を知り得る正確な史料や文献が乏しく、詳細が不明な幻の城といわれている。
これまで3回にわたり安土城の全貌を解き明かす発掘調査が進められ、遺構から貴重な歴史的史料が出土し、その後の調査分析で得られた結果が安土城を知る新しい歴史に書き加えられ、継続した研究や整備等により後世に城の史実が伝えられてきた。
今回の展示では、これまであまり注目されてこなかった廃城後の安土城に焦点をあて、昭和、平成そして現在、続けられている令和の大規模な発掘調査と整備の成果を貴重な出土品を展示し、解説している。
遺跡からの出土品は、出土地点が分かったものを示した展示や発掘調査の成果を各時代ごとに分類して紹介している。
中でも出土瓦の展示数は最大級で、搦手道(からめてみち)から出土した表面風化がほとんどない有名な金箔瓦や正確性に欠ける描写ではあるが、1754年、パリで発刊された安土城と城下町の景観を描いた「HISTOIRE DU JAPON(日本史)」の文献など興味深い展示物が並んでいる。
31日午後1時半から2階セミナールームで、関連講座「安土城 令和の調査」が開かれる。参加費500円。定員120人。当日受付。
開館時間午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。入館料は大人970円、大学生700円。小中高生420円。県内在住の高齢者(65歳以上)は510円。問い合わせは、同博物館(TEL0748―46―2424)へ。








