東近江・愛知地区防犯自治会の総会・研修
【東近江】 東近江・愛知地区防犯自治会の総会・研修がこのほど行われ、首長や会員ら約40人が出席した。この組織は、東近江、愛荘2市町の各地区防犯自治会や関係団体などで構成し、地域住民に防犯意識を高めてもらう啓発活動を展開している。
総会では、はじめに会長を務める小椋正清東近江市長が、特殊詐欺や侵入盗などで地域の治安情勢が悪化する中で、警察と地域が連携して防犯意識を高めることが重要とした。
また、顧問の山本貴志東近江警察署長は、犯罪の発生状況を知ることや犯罪の発生しにくい地域づくりを訴え、県内各地の犯罪状況が伝える県警公式アプリ「ぽけっとポリスしが」や防犯カメラ設置支援の活用を呼びかけた。
警察署と地域が連携した
安全安心のまちづくり
続いて2024年度の事業経過と決算、2025年度の防犯自治会と暴力追放対策部の役員、事業計画と予算の各議案が承認された。
この後の研修では、県警防犯アドバイザーの礒田孝司氏が「最近の犯罪発生状況と被害防止対策」について講演し、具体的な防犯対策を紹介した。
この中で深刻化している特殊詐欺・SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の対策は、電話やメールなどでお金の話が出たら詐欺を疑い、警察に通報・相談してほしいとした。住所や氏名、口座番号などの個人情報の取り扱いは慎重にし、キャッシュカードや通帳は他人に渡さないようアドバイスした。
また、心当たりのない電話番号から着信があった場合は出ない、かけ直さないとし、固定電話は留守番設定、携帯電話は非通知の着信拒否設定にするよう呼びかけた。
住宅侵入窃盗(空き巣、忍び込み、居空き)の対策では、泥棒は「目」「光」「音」「時間」を嫌がるため、▽顔や姿を監視する防犯カメラ(目)、▽センサーライトなどで明るく照らす(光)、▽踏むと大きな音が出る防犯砂利などを敷く(音)、▽ドアや窓に複数錠を設置して侵入に時間をかせぐ(時間)―を列挙した。
さらに住宅侵入窃盗を防ぐ3つのアプロ―チとして、(1)鍵かけと戸締りの徹底や郵便物をためない「生活習慣防犯」、(2)センサーライトや複数錠の設置など建物自体の防犯力を上げる「建物防犯」、(3)住民同士で声をかけあったり、除草などで環境美化を進める「地域環境防犯」の取り組みを挙げた。
最後に、散歩や花の水やりなどの普段の生活の中でも地域の目を増やせるといい、「安全安心な環境づくりは、地域が主体で取り組んでほしい」と締めくくった。






