―ゼロから苦節15年目― 近江八幡から世界へ
【近江八幡】近江八幡市野村町に地元で栽培、収穫したぶどうを使用したワイン醸造所がオープンした。
「合同会社空色ワイナリー」が経営する醸造所で、近くのぶどう畑で生産される5品種のぶどうから赤、白ワインを醸造。将来は世界進出をめざしている。
ぶどう畑は、同社代表社員の三崎清隆さん(39)が、それまでの水田からぶどう栽培に適した畑に土壌改良を重ね、現在4・5ヘクタールのぶどう畑を作り上げた。
三崎さんは、2007年から3年間、山梨県のワイナリーで修行を積み、ぶどう栽培や醸造技術を習得して帰郷。近江八幡で世界に通じるワインをとの熱い思いを抱き、2011年からぶどう栽培(生食用)を手掛け、土壌や気候などに適合したワイン用ぶどう品種を選び出し、現在、白ワイン用にはシャルドネやリースリング、赤ワイン用にはシラーなどあわせて5品種のぶどうを栽培している。昨年に合同会社空色ワイナリーを設立して自宅前に本格的な設備を整えた醸造所の建設を進めてきた。
完成した醸造所では、将来1シーズンで2~2万3千本のワインボトル(750ミリリットル)の生産を見込んでいる。
ぶどうの甘みと爽やかな酸味が味わえる整ったバランズが特徴で、何度も飲みたくなる味わいだという。完成したワイナリーで醸造したワインは、新酒ができる11月から販売する。1本3300円(税込)。
先月29日に行われたワイナリーの竣工式で三崎代表社員は「山梨県でぶどう栽培を学んでいた時、国産ワインが脚光を浴びてワインブームが起こり、近江八幡でも世界基準で評価される日本ワインを作りたいとの夢を抱くようになりました。ゼロからのスタートでしたが、多くの方々にご支援いたたき、今日の日を迎えることができました」と感謝した。
来賓あいさつに立った小西理市長は「三崎さんは、農業の先駆的な技術を培ってこられ、ワイン造りを実現されました。このワイン造りは、近江八幡の若い人の農業を発展させる基盤となる1つの取組みであり、期待しています。世界をめざすワイナリーになれるよう支援していきたい」と期待を寄せた。








