「和をもって貴しとなす」平和を願い祈り捧げる
【東近江】 「和をもって貴しとなす」から始まる十七条憲法が聖徳太子によって制定されたとされる5月6日、太子の伝承が濃厚に伝わる東近江地域の11社寺の神職と僧侶、4市町(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町)の首長ら約20人が太郎坊宮に集まり、神仏習合法要を営んだ。
主催は、太子ゆかりの東近江地域の寺社でつくる「近江聖徳会」。構成するのは、石馬寺(東近江市)、市神神社(同)、瓦屋禅寺(同)、百済寺(同)、太郎坊宮(同)、観音正寺(近江八幡市)、願成就寺(同)、長光寺(同)、長命寺(同)、正明寺(日野町)、竜王観音禅寺(竜王町)。
この法要は、戦渦や経済の混乱する時代だからこそ、「和をもって貴しとなす」の精神を見つめ直し、平和を願い、祈りを捧げようと一昨年から始め、今年で3回目。法要では、祝詞と奉納舞、玉ぐしが厳かに奉げられるとともに、般若心経の読経が行われた。
市町を代表して小椋正清東近江市長は「近江聖徳会と力を合わせ、地域に色濃く残る多くの太子の伝承や物語を東近江地域の誇れる観光資源として一層磨き上げ、発信し、次世代へ引き継いでまいりたい」と祝辞を述べた。
このほか境内では、法要に先立って先月26日から、各社寺の寺宝が展示されるとともに、現地への参拝ができない人のため、11社寺の御砂を踏みながら礼拝することで、参拝したのと同じ功徳があるという「御砂踏み」が開かれた。






