自治刻刻 ゴールデンウイークに
ゴールデンウイークの真最中です。うまく有給休暇を使うと最大11日の連続休暇を取得することができます。
かつて半ドンという土曜日の午後が休みの時代が長く続き、公務員が週休2日になったのは平成4年からですが、当時の半ドンという制度はなかなか便利なもので、土曜の午後は仕事仲間とスポーツや趣味を楽しみ、これが仲間意識、ひいては帰属意識の高揚になっていたものです。
平成4年はバブル経済の末期ではあるものの、日本はGDPが米国に次いで世界第2位を維持しており、世界に冠たる経済大国であったのです。戦後の高度経済成長は、日本人の勤勉性と国のいわゆる護送船団方式により支えられ、奇跡の復興と言われる結果をもたらしたものです。
諸外国からは働きバチと揶揄されましたが、その当時の国際競争力は実に世界一であったのが、今は38位にまで落ちています。また、当時の会社等への帰属意識、言いかえるとロイヤリティの高さは世界のトップレベルであったものが、現在は大きく落ち込んでいます。その背景には、諸外国からの圧力による規制緩和や近年の働き方改革等国の制度の改変が大きく影響していることは否めません。
こういった制度や環境の変化の中で、私たちは余暇を有効に使うことができているかというと、必ずしもそうではないようで、依然として仕事人間の自分が時流についていけていないことをしみじみ感じているところですが、果たして日本はこのままでいいのだろうかという疑念を持ってしまうのです。
日本には長い歴史文化の上に営々と築かれた日本人にフィットした仕組があり、自由平等という重要な理念も、行き過ぎると秩序の乱れを生じ、義務と責任を果たさないまま権利主張の増幅になっていくことを危惧するものです。
GWの機会に、多様な生活が可能となる2地域居住など人生を2度楽しめるような豊かさの実現をじっくり考えてみてはどうでしょうか。






