観峰館 無料講座も
【東近江】 書の文化に触れる博物館、観峰館(東近江市五個荘竜田町)で、中国清朝時代を代表する2人の書家にスポットを当てた企画展示「中国書法リレー展示 何紹基(かしょうき)VS楊峴(ようけん)」が開かれている。
約2万5千点の中国の書や絵画を所蔵する同館には、書の研さんが活発だった清朝時代に活躍した書家の貴重な作品を残している。今年30周年を迎える同館の企画第1弾として、日本屈指ともいえる貴重な作品、何紹基と楊峴の書風に注目した企画展を開催。前期では行書の名手と言われた何紹基(1799~1837)の作品約20点を紹介し、その書法や特徴を伝えている。
何紹基の書の特徴は、唐時代の書の重鎮、顔真卿(がんしんけい 709~785)の書風をもとに、篆書(てんしょ)の要素を取り入れた独特のうねりと躍動感。後に活躍する書家に多くの影響を与えたと言われている。会場では年代順に作品が並べられ、年を重ねながらもさまざまな書法を身につけた何紹基の書の変化が楽しめる。
同館の瀬川敬也学芸員は「字の細部まで見ると、特徴や違いがはっきりわかる楽しさがある。自身の理論や実践の結果たどり着いた書法を、何紹基の生涯とともに鑑賞していただけたら」と話す。
前期展示は5月6日まで。楊峴の作品が並ぶ後期展示は5月9日~6月8日。期間中の休館日は月曜日(5月5日は開館)、5月7日、8日。入館料1千円、高校生・学生800円、中学生以下無料。
また、学芸員による無料講座(入館料別途必要)「観峰館所蔵 何紹基作品」が5月3日に、「観峰館所蔵 楊峴作品」が5月31日に開かれる。時間は午後1時半~2時半。定員は各20人。要予約。
問い合わせは、同館(TEL0748―48―4141)へ。






