建部まつり おばけ提灯もお披露目
【東近江】 東近江市建部地区にある建部郷17箇村の合同例祭「建部まつり」の宵宮が12日に執り行われた。五個荘木流町の苗村神社には、同例祭を象徴する高さ3メートルの大高張り提灯(ちょうちん)、通称「おばけ提灯」も浮かび上がり、一帯は観衆らで沸いた。
おばけ提灯は、享保2年(1717年)に、苗村神社の改築上棟祝いとして五個荘奥町が制作したもので、重さは約250キロ。幾度の修理を重ねながら300年以上の歴史を紡いできた。
かつては神輿のように人が担いで宮入りしていたが、コロナ禍や担ぎ手不足などの影響でここ近年の大祭での出番はなかった。今回はあらかじめ境内に設置され、久しぶりのお披露目に地域住民も写真を撮るなどして祭りの伝統に触れていた。
辺りが薄暗くなった午後7時、羽織袴・山高帽子に身を包んだ役員らを先頭に、近江商人を彷彿(ほうふつ)させる旅装束にわらじを履いた若衆らがかねと太鼓を担ぎ、勇壮な音色を響かせながら神社に宮入り。祭りの熱気は最高潮に達した。
五個荘木流町社務長の八田博之さんは「若者をはじめ住民みんながコミュニケーションを取る貴重な場。祭りの火を消すのは簡単だが、できるだけ続けていきたい」と思いを話した。
なお、13日本日の神輿渡御は雨のため中止となり、神事のみが斉行された。









