県立東大津高校と県立美術館が連携協定締結
【大津】 県のびわこ文化公園文化ゾーン(大津市瀬田南大萱町)に位置する県立東大津高校と県立美術館がこのほど県庁で連携協定を締結した。
徒歩5分程度の近接した位置関係にある同校と同館では、2023年度から同校1年生全員が同館の常設展や企画展を鑑賞する連携事業を開始。今年度は1年生360人が同館の常設展で展示作品を鑑賞し、感じたことを言葉にする「対話鑑賞」の取り組みも始めた。「対話鑑賞」で高校生らから挙がった意見は同館の学芸員らにとっても気づきや刺激となっているという。
今回、同校が取り組んでいる教育活動や課外活動と同館が実施する展示やアートを媒介にアーティストや様々な世代と交流を深めるラーニング事業、広報などの充実を図るために相互に連携することを目的に協定を結ぶこととなった。
今後、両者は、(1)同校の教育活動(講義、展示鑑賞、対話鑑賞など)と課外活動に対する同館との協力(必要な講師や会場の提供)に関すること(2)同館の展示、ラーニングと広報などに対する同行の協力に関すること(3)同校と同館の職員の交流に関すること(4)その他、両者が協議により必要と認めたこと――の4点について連携して取り組んでいく。また、同協定の有効期間は1年間だが、特に申出の無い場合は同様の内容で更新される。
協定書に署名した同校の馬場光仁校長は「美術館と地域社会を担う若者の育成に尽力していく。生徒とともに文化公園の発展に貢献していきたい」と語り、同館の保坂健二朗ディレクターは「高校と協力して取り組むことでより地域に根差した美術館になれば」と述べた。
同協定に基づき、来年度は従来の高校1年生を対象とした展示の鑑賞と「対話鑑賞」に加え、2年生向けのプログラムも新たに企画される予定。さらに、昨年、岐阜県で開催された全国高等学校総合文化祭に県代表として出場した同校新聞部が同館の広報発信を行うなど、連携の深化を図っていく。






